窪田順生

ノンフィクションライター

くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。
著書は日本の政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。
新刊『潜入 旧統一教会 「解散命令請求」 取材NG最深部の全貌』が発売中。

根拠なき緊急事態宣言延長で「経済死」を国民に強いる日本は75年前のまま
窪田順生
緊急事態宣言の延長について「根拠がない」という批判が強まっている。ただ、それでも今後も日本政府の「根拠なきコロナ対策」という方針は、さほど大きな変化がないのではないかと思っている。なぜそんな悲観的なことを言うのかというと、これが「国難」に直面した日本でよく起きる自滅パターンだからだ。
根拠なき緊急事態宣言延長で「経済死」を国民に強いる日本は75年前のまま
総務省接待問題でなぜかおとなしいマスコミ各社が恐れる「特大ブーメラン」
窪田順生
菅首相の長男による総務省幹部接待問題に対し、ここにきてテレビや新聞の追及が、なぜかトーンダウンしてきたように感じる。かつての「モリカケ問題」のときと比べて、報道姿勢がおとなしく感じるのはなぜか。背景には、マスコミ各社の深い苦悩が見え隠れする。
総務省接待問題でなぜかおとなしいマスコミ各社が恐れる「特大ブーメラン」
中国人の「日本ブランド信仰」が崩壊し始めた本質的な理由
窪田順生
中国の消費者の嗜好を反映しやすいSNS「微博」でつぶやかれたブランド名の調査では、日本のブランドがランクを下げ、中国や韓国のブランドが台頭している。マーケティングが劣っていたことだけが理由ではない。中国で日本のブランド信仰が揺らいでいる真因とは。
中国人の「日本ブランド信仰」が崩壊し始めた本質的な理由
密室の王・森喜朗氏をそれでも擁護する日本人の「談合は必要」という本音
窪田順生
批判の嵐に晒されていた五輪組織委の森喜朗前会長を擁護する声が、ここにきて増えている。綺麗事では進まない五輪の運営について、森氏の調整力が改めて見直されている側面もありそうだ。それにしても、森氏の「密室人事」まで擁護する声が出ているのはなぜなのか。
密室の王・森喜朗氏をそれでも擁護する日本人の「談合は必要」という本音
「森喜朗会長辞任」を叫ぶだけでは何も変わらない、長老支配を一掃する根本議論とは
窪田順生
女性蔑視発言が批判の嵐に晒されている、東京五輪組織委の森喜朗会長。辞任を求める声も多いが、果たして森氏が辞めるだけで、政界に深く根を張る「長老支配」は解消されるのか。残念ながら、難しいと言わざるを得ない。根本的に議論すべきことは、他にあるのだ。
「森喜朗会長辞任」を叫ぶだけでは何も変わらない、長老支配を一掃する根本議論とは
全ての医療従事者にワクチン接種を最優先で行うことは、本当に適切か
窪田順生
新型コロナのワクチン接種が急がれる中、日本では、すぐにでも接種した方がいいと思える立場の人たちが後回しにされ、それほど急いで接種する必要がないと思える人たちが「最優先」とされている。医療従事者へのワクチン接種の方針を取り上げ、この問題に迫る。
全ての医療従事者にワクチン接種を最優先で行うことは、本当に適切か
漫画『AKIRA』の予言は現実になるか?無観客の五輪会場をコロナが直撃
窪田順生
「五輪中止」の世論が高まっている。現実的な落としどころと言われるのが、無観客または規模縮小での開催だ。しかし、この案は不吉な予感がする。現在のコロナ禍を予言していたのではないかと話題になった漫画『AKIRA』の中に、気になるエピソードがあるからだ。
漫画『AKIRA』の予言は現実になるか?無観客の五輪会場をコロナが直撃
時短協力金を批判しながら、一律10万円再給付を求める日本人の矛盾
窪田順生
麻生財務相が、全ての国民に対して一律10万円の再給付を行うつもりはない、と発言したことで批判を浴びている。その一方、緊急事態宣言下で時短営業に応じた飲食店に対する一律6万円の給付にも批判が集まっている。なぜ、こんなことが起きているのか。
時短協力金を批判しながら、一律10万円再給付を求める日本人の矛盾
冬のコロナ大感染、わかりきっていた危機になぜ日本は対応できなかったか
窪田順生
医療崩壊が叫ばれる中、政府が民間病院に協力を呼びかけている。冬のコロナの感染爆発は以前からわかりきっていたことだが、なぜこのタイミングなのか。感染ペースが落ち着いた猶予期間もありながら、これまで医療体制の見直しが進まなかった根本的な原因を考える。
冬のコロナ大感染、わかりきっていた危機になぜ日本は対応できなかったか
医療危機に「国民のがんばり」で立ち向かう、戦時中と変わらぬ日本の姿
窪田順生
再び発令される緊急事態宣言は、ただでさえ疲弊する医療機関にトドメを刺す恐れもある。政府はまだ手を尽くしたとは言い難く、日本は新型コロナの難局を「国民のがんばり」で乗り切ろうとしている。戦時中とオーバーラップするその行動様式のリスクを炙り出す。
医療危機に「国民のがんばり」で立ち向かう、戦時中と変わらぬ日本の姿
「多すぎる病院」が、コロナ禍で医療現場の危機を招きかねない理由
窪田順生
コロナ第3波による医療崩壊が、いよいよ現実味を帯びてきた。それに伴い、新型コロナの指定感染症の2類相当措置の見直しを主張する声も増えてきた。しかし、それだけではこの問題は容易に解決しない。日本の医療にはもっと根本的な問題が横たわっているからだ。
「多すぎる病院」が、コロナ禍で医療現場の危機を招きかねない理由
Go Toなどの善意の政策が悲惨な結果を招いてしまう「日本的な勘違い」
窪田順生
ヨーロッパの有名なことわざに、「地獄への道は善意で舗装されている」というものがある。善意から行われたことがかえって事態を悪化させてしまい、悲惨な結果を招くという意味だ。「Go Toトラベル」をはじめ、日本の政策にはこういうものが多い。なぜだろうか。
Go Toなどの善意の政策が悲惨な結果を招いてしまう「日本的な勘違い」
NHKの理不尽を食い止める「Eテレ売却論」が、袋叩きにされる本末転倒
窪田順生
内閣官房参与の高橋洋一氏が週刊誌のインタビューなどで唱えた「Eテレ売却論」が、マスコミから叩かれている。議論の本質が歪められてしまったかのような報道も少なくない。NHK改革の必要性が取り沙汰されている中で、なぜこうしたことが起きるのか。
NHKの理不尽を食い止める「Eテレ売却論」が、袋叩きにされる本末転倒
ナイキのCMをアンチ派が叩けば叩くほど、同社の「得」になる理由
窪田順生
先日公開されたナイキの新CMが、議論を呼んでいる。いじめや差別を受けているとおぼしき子どもたちの姿を描いた内容のため、「日本社会のイメージが悪くなってしまう」というのだ。しかしこのCMからは、ナイキのリスクをとった周到な戦略が見て取れる。
ナイキのCMをアンチ派が叩けば叩くほど、同社の「得」になる理由
成長戦略会議での日商発言に感じる、「低賃金国家」日本の遠い夜明け
窪田順生
先日、政府の成長戦略会議の中で、日本商工会議所の三村明夫会頭の口から、耳を疑うようなダイナミックな「珍説」が飛び出した。その趣旨は、零細企業の衰退が地方衰退の背中を押しているというものだ。そこからは、日本の中小企業が抱える根深い課題が垣間見える。
成長戦略会議での日商発言に感じる、「低賃金国家」日本の遠い夜明け
ワイドショーの言い分「週刊誌の記事を鵜呑みにしない」の怪しい実態
窪田順生
近藤真彦さんの5年不倫が「文春砲」でスッパ抜かれたが、各局のワイドショーは揃いも揃ってスルー。その報道自粛ぶりは異様にさえ見える。ワイドショーがこぞってベッキーさんを叩いた、かつてのゲス不倫騒動と何が違うのか。背景にはメディアの深い病が見える。
ワイドショーの言い分「週刊誌の記事を鵜呑みにしない」の怪しい実態
米大統領選の「本当の惨めな敗者」が、トランプではなくマスコミである理由
窪田順生
米国大統領選で、いまだに負けを認めず抵抗を続けているトランプ大統領。一方、勝利宣言をしたバイデン氏も期待値だけが勝手に上がっており、足元は楽観できない。両者ドローの状況の中で、1人だけ明確に「惨めな敗者」がいる。それは他でもないマスコミだ。
米大統領選の「本当の惨めな敗者」が、トランプではなくマスコミである理由
タカラトミーにアツギ、企業SNSの「中の人」はなぜうっかり大炎上したか
窪田順生
タカラトミーやアツギなど、大企業っぽくないつぶやきで人気を博していた企業SNSの「中の人」が、相次いで大炎上している。なぜここにきて、「中の人」が次々と叩かれているのか。企業の炎上対策の専門家の目から、「中の人」たちが陥りがちな罠を分析する。
タカラトミーにアツギ、企業SNSの「中の人」はなぜうっかり大炎上したか
『鬼滅の刃』が日本人の心を揺さぶり、歴史的ヒットを続ける隠された理由
窪田順生
映画『鬼滅の刃』が歴代最速で興行収入100億円を突破した。これほどのヒットになったのは、「鬼退治」というシンプルなストーリーの中に、観た者が知らずに心を揺さぶられる要因が隠されているからだ。それは、日本人に根付く「悲しき人食い鬼」の記憶である。
『鬼滅の刃』が日本人の心を揺さぶり、歴史的ヒットを続ける隠された理由
「ハンコ警察」の大誤解、ムダな印鑑を一掃しても社会の効率は良くならない
窪田順生
脱ハンコに反対する者を「既得権益にしがみつく人」という構図で批判する、「ハンコ警察」ともいうべき人たちが増えている。しかし、ムダな印鑑を一掃しても、日本社会の効率は良くならない。日本のハンコ文化は、諸外国にはない根本的な問題を抱えているからだ。
「ハンコ警察」の大誤解、ムダな印鑑を一掃しても社会の効率は良くならない
新着
業界
学び
特集
書籍
業界
製造業 銀行・証券・金融 保険 建設・不動産 コンサル・士業 商社 運輸・物流 IT・通信 AI・テクノロジー エネルギー 医療・製薬 食品・農業 小売・外食 サービス・エンタメ メディア・広告 スタートアップ・新規事業 教育 財閥・学閥 予測・分析
学び
経営・戦略 マネジメント ビジネス課題 ビジネススキル 営業・マーケティング マネー・投資 相続・節税 年金 キャリア・働き方 受験・子育て 教養