ポジティブプランニングと
ネガティブシミュレーション
何か新しいことを始めようと思いついたとき、新しいアイディアが浮かんだときは、徹底的にポジティブに考える。
たとえ、ひとりで考えているときでも会議でも、「なんか面白いこと思いついちゃったな〜!」と、まずは楽観的になることが大切です。
よく、初めての企画会議で、「これはどうだろう」とか「それは面白くないね」と否定的な意見を言う人がいます。
とくに日本人は慎重派というか、新しいアイディアを怖がるというか、つい短所をあげつらってしまいがち。逆に、欧米の人は、面白いところ、いいところをポジティブに見ていこうという傾向があります。
新しいアイディアには、プラス面とマイナス面、両方があるのが当たり前です。そこで、まずマイナス面から考えていくというのは、「気づき」の観点からすると、極めて危ない習慣。
実は、ものすごい“財宝”(アイディア)が眠っているかもしれないのに、それをネガティブな発想が打ち消してしまいかねないからです。
アイディアが生まれる段階では、ネガティブな要素は徹底的に排除する。
とはいえ、いつまでもポジティブに考えていればいい、というわけではありません。
最初はポジティブに発想して、本当にこれはすごいことになりそうだとなったときには、徹底的にネガティブにシミュレーションする。
僕はこれを「ポジティブプランニングとネガティブシミュレーション」と呼んでいます。