綴じ手帳にいろいろ貼る・挟む
これから5回の連載でカスタマイズの方法については詳しく紹介していきますが、ここで簡単に手帳の使い方をご紹介しましょう。私が使っているのは、新書サイズの手帳です。これに複数の冊子とカード、それにシステム手帳のリフィルを組み合わせています。
まず手帳本体です。使っていない前年12月のページには、隙間時間にやることのリストがあります。時間があるときは、ここを参照して雑用を片づけます。
次にメモページです。ここは「名言」を書いておきます。日々の生活の中で見かけた名言や自分の内面から出てきた「これは真実だ」と思える事柄を記録しておき、たまに見返すようにしています。
さらにカバーの内側には5×3の情報カードを入れてあります。カードには、解消したい心のクセとか、課題など、決まった締切のない問題が書いてあります。そして裏表紙側のカバー内側には、2冊の冊子が挟んであります。1つは、仕事の簡単な日報を記録するための薄型手帳です。これには、その日完了したことを記入していき進捗の記録としています。
もう1冊は、メモ帳です。これには、「発見したこと」「アイデア」「情報」を書くことにしています。右ページから始まる裏表を同じテーマで書くのがルールです。たとえば、ページ右側に「アイデア」と書けば、そのページはそれ以外のテーマは書きません。記入後は切り取って、不要なものは捨てたり、形になりそうなものはパソコンに入力します。
また、これらの冊子には超薄型のフィルムふせんを貼っています。そこには「日報」「発見・アイデア・情報」のように、冊子の役割が書いてあります。こうすると利用目的が明確化されます。冊子に記入する事項を固定し、習慣として確固たるものにする効能があります。
さらに、システム手帳のリフィルも使っています。新書サイズの手帳だと、バイブルサイズのリフィルがぎりぎり収納できます。そこで日記用の横罫リフィルや、読書記録用のリフィルなど最低限のものを内側に挟んであります。そのまま挟むと、落としたときに中身がばらばらになってしまうのでバンド付きの下敷きで簡単に綴じたスタイルにしています。
以上のように、手帳の内側やカバーを利用するだけで、手帳はどんどん便利に多機能になります。もし続かないものがあれば、それはやめても大丈夫です。普通の綴じ手帳でも、サイズの合う冊子やカード、リフィルを使うことで記録項目を広げられ、ポケットに入るサイズの中で多機能を実現できます。マイ手帳でもっとも大切なのは、楽しく使えることです。使い方や中身をどこまでも自分で決められるのがマイ手帳なのです。