大企業の場合は2~8人が理想

伝統的な大企業も、組織内に小さなチームを作ることで、恩恵を受けてきた。

IBMが生き返ったのは、社内の少人数チームがコンピュータシステム〈AS/400〉を開発したからだ。

ロッキード・マーティンの有名な「スカンクワークス」では、少人数チームに大きな裁量を与え、〈SR71〉などそれまでにない革新的な航空機を開発した。

スティーブ・ジョブズが「マッキントッシュチームはいわゆる組織内起業家だった。大きな組織の中のガレージ起業家の集団だった」と言ったのはよく知られている。

大企業の中でイノベーションチームを立ち上げるなら、2人から8人が望ましい。

そのくらいが理想的だ。

とはいえ、1人で実験してもいいし、10人を超える所帯のチームでうまくいくかどうかを試してみてもいい。

少人数ルールにも、もちろん例外はある。

産業やプロジェクトの大きさ、技術の複雑さ、それに関わる人たちの個性にもよる。

大切なのは柔軟性だ。

どうしても1人でやりたいという人がいたら、そうさせればいい。

10人を超えるメンバーが必要だと言うなら、そうさせて結果を細かく測ればいい。

生産性が高ければ、そのまま続けさせていい。

そうでなければ解散して、またはじめからやり直せばいい。