美味しい肉の焼き方にこだわりまくった渾身の書『焼肉の達人』の著者が贈る、美味しい焼肉の焼き方の提案、そして今焼肉業界で話題のHOT情報を、焼肉をこよなく愛する著者小関尚紀氏が届けるこの連載。第3回目は、『焼肉の達人』の著者にインタビュー。なぜ、焼き方がうまくなったのか、そのコツは!?また、著者が今後注目している推し部位、についても聞いた。(構成・編集部 撮影・榊智朗)

小関さんは、なぜそんなに焼き方がうまくなったんですか?

編集部 小関さん。『焼肉の達人』の発売おめでとうございます。『焼肉の達人』の企画がいつはじまったのかと、SNSをたどったら、2017年の3月のことでした。浜松町の「びいどろ」さんで、小関さんと三人で焼肉をご一緒したときのFacebookの投稿をみつけました。あの時、「小関さん、焼き方うますぎですね~」と感動して話したときから、この企画始まった気がします(笑)。

小関 有り難うございます。懐かしいですね~。そうです、そうです。焼き方が上手いですねーと終始持ち上げられて、挙句、ずっと焼かされていた焼肉の時ですね。鮮明に覚えています(笑)。

編集部 小関さんは、なぜそんなに焼き方がうまくなったんですか?

小関 火の位置を知り、部位の特徴を知れば百戦危うからず。じゃないですけど、焼き台の火の強中弱の位置と、霜降り、赤身、その他の部位の焼け具合に注目しだしてからでしょうか。

編集部 小関さんは、焼肉で黒こげにした経験とかありませんか?

小関 私も肉を焦がした経験があるんですよ。枚数とか気にせずにとにかく食べたい。焼き台に急げ、肉、っていう時代もありました。あと、話に夢中になっていると大体、焼け焦げていることが多かったです。

編集部 焼き方の先生とかいたんですか?

小関 本の「はじめに」にも書きましたが、私が達人というより、達人は、先人たちの教えですね。例えば、格之進オーナーの千葉さんには肉肉学会なるアカデミックな肉学会にお誘い頂き、肉の勉強をさせて頂いています。千葉さんもお店を経営され、また自ら、牛の解体ショーをやっているだけあって肉の部位の特徴を本当によくご存知で、色々と教わりました。
 BBQ610 の武藤さんは、別名流離のシュラスケイロ(焼き師)です。私も都内某所で武藤さんをお呼びし、肉を焼いて頂いくことはあります。やはり肉の特性に合わせた焼き方が抜群にお上手で、時にはアクロバティックな焼き方まで披露して頂き、楽しませて頂いています。また武藤さんの肉焼き勉強会にも参加したことがあります。