社内で作るなら、
ネット動画好きな人に頼もう

技術といっても、数年がかりで会得するような特別な技術は必要ありません。ブレないように三脚を使うとか、なるべく高画質で撮影するとか、だれにでもできる工夫はしていただきたいところですが、プロでなければできないCG加工による細かな調整などはできなくても大丈夫です。

最初のうちは、本章で述べるようなポイントを押さえておくとよいでしょう。
担当者自身が、パソコンやスマホでの作業がどうしても苦手ということであれば、社内で得意そうな人にお願いするのでもいいでしょう。

その際の人選のポイントは、ネット動画が好きであるということ。
日頃からネット動画を見ている人には、十分な予備知識があります。ネット動画好きの人は、動画・ライブ配信に関する共通言語を理解していたり、流行にも詳しかったりします。データ分析や情報収集なども主体的におこなってくれるでしょう。

業者にわざわざ高い制作費を払っていたら、「こんなにコストがかかることは続けられない」と、上からいつストップがかかるかわかりません。内製で安く済ませられればそういった心配はなくなり、動画をたくさんつくれます。

内製化のメリットは、低コスト以外にもたくさんあります。
自分たちで修正、投稿ができるので、スピード感のある制作と運営が可能になる。スピード感があるから、A/Bテストを短時間で何度もおこなえます。結果、動画制作のノウハウが社内に蓄積されていきます。
このようにさまざまなメリットを享受できることから、自分たちで動画をつくることにトライしてみてください。

※次回は、何かと話題の「炎上マーケティング」についてお伝えします。