「ちょっとウチ(わが社)も動画(ライブ配信)をやってみようか」
こう言われたときに、担当者が知っておくと良いこととは?

動画・配信を拡散させるための考え方とやり方を、
インフルエンサーマーケティングの第一人者であり実践者でもある
『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』の著者が伝授します。

よく最近耳にする「インフルエンサー」について、
なぜ彼らが若者に人気なのか、意外と知られていない理由についてお伝えします。

企業PR・マーケティング担当者必読の内容です。
(編集/和田史子、撮影/増元幸司)

バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ
インフルエンサーは、お父さん世代にはまったく知られていない「有名人」かもしれない

お父さん世代には
まったく知られていない「有名人」

飯田祐基さん
飯田祐基(いいだ・ゆうき)
株式会社ライバー 取締役会長 ファウンダー
学生時代からネットラジオやニコニコ生放送の配信者として人気を集める。大学中退後、インフルエンサーマーケティングのパイオニアとして様々な企業チャンネルの運営、番組・動画制作を経験。22歳で株式会社テクサ(現・株式会社ライバー)を設立し、インフルエンサーを起用した効果的なプロモーションと動画・ライブ配信広告を専門に、次世代のインターネットメディアを牽引していく。書籍『バズる動画・ライブ配信 確実に拡散するしくみ』が初の著書となる。

 最近よく耳にする「インフルエンサー」という言葉、企業の広告担当者も「新商品はインフルエンサーに紹介してもらえれば売れる」などと考え、積極的に彼らをPRに活用しようと考えているようです。

 では、インフルエンサーとはどんな人でしょうか?
 あらためてお伝えしたいと思います(詳しくは前回記事を参照)。

 インフルエンサーという言葉を私なりに定義すると、次のとおりです。
 特定のセグメントやプラットフォームで影響力のある人。

 実際にネット上で活躍しているインフルエンサーは、YouTubeの中でのみ、10代女性に対してのみ、といったように、限定的な範囲で影響力を発揮しています。

「娘が夢中になっているYouTuberの名前を聞いたけれど、さっぱりわからない」
 こんなふうに嘆くお父さんは多いですが、それはお父さんたちが接する情報と娘さんたちが接する情報がまったく異なるから。お父さんからすれば、10代の女性が全員知っている人気YouTuberは、知らない世界の知らない人物なのです。

「これからの時代、インフルエンサーを活用するインフルエンサーマーケティングが有効である」と言われたときに、企業のお父さん世代担当者の方は、「自分のまったく知らない世界にいる『有名人』にアプローチをする」のだということを理解しておいたほうがよさそうです。

 そうでないと、社内の若手社員などからの「○○さん(YouTuber)に、新商品紹介イベントに登場してもらいましょう」という発言に対し、「そんな一般人を呼んでイベントは盛り上がるのだろうか?」とか「ネットの世界の有名人に高い出演料を支払う必要があるのか」「芸能人を呼んだほうが話題になるのではないか」といった疑問から、こうした提案を却下してしまう恐れもあるからです。