1)発熱を伴わないインフルエンザ様症状:頭痛、嗅覚障害、筋肉痛、咳、喉の痛み、胸痛、発熱なし。
2)発熱を伴うインフルエンザ様症状:頭痛、嗅覚障害、咳、喉の痛み、嗄声、発熱、食欲不振。
3)消化器症状を伴う症状:頭痛、嗅覚障害、食欲不振、下痢、喉の痛み、胸痛、咳なし。
4)重症度1(倦怠感):頭痛、嗅覚障害、咳、発熱、嗄声、胸痛、倦怠感。
5)重症度2(錯乱):頭痛、嗅覚障害、食欲不振、咳、発熱、嗄声、喉の痛み、胸痛、倦怠感、錯乱、筋肉痛。
6)重症度3(腹部・消化器症状):頭痛、嗅覚障害、食欲不振、咳、発熱、嗄声、喉の痛み、胸痛、倦怠感、錯乱、筋肉痛、息切れ、下痢、腹痛。
次に、特定の症状クラスターが出現している患者での、呼吸の補助の必要性が検討された。その結果、換気または酸素供給による呼吸の補助を必要とした患者の割合は、症状クラスター1~6の順に、1.5%、4.4%、3.7%、8.6%、9.9%、19.8%であることが明らかになった。また、最終的に入院が必要となった患者の割合は、クラスター1で16.0%であったのに対し、クラスター6では45.5%に上ることも明らかになった。