婚活成功者続出! 難関幼稚園、名門小学校合格率95%!「にじみでる育ちのよさ」と本物の品が身につくと話題のマナー講師、諏内えみさんの最新刊『「育ちがいい人」だけが知っていること』。内容は、マナー講師として活動される中で、「先生、これはマナーではないのですが……」と、質問を受けることが多かった、明確なルールがないからこそ迷ってしまう、日常の何気ないシーンでの正しいふるまいを紹介したもの。
マナー本や、通常のマナースクールでは、ルールではないからと省かれ、個人の常識に委ねられていますが、正解がわからないともやもやしますし、自信を持ってふるまえません。
しかも、「育ちがでる」と言われてしまう部分ばかりですから、尚更気になりますよね! 今回は、会費を払う、お金を返すなど、日常によくあるシーンでのふるまいについてご紹介していきます。

お金は包んでお渡しする

育ちがいい人は<br />お金を返すとき何をする?Photo: Adobe Stock

幹事さんに会費を支払う際や、お借りしたお金を返す際など、「封筒やポチ袋に入れる」という習慣がない方は大人として、特に女性の方は反省すべきかもしれません。旅館の「心づけ」も然り。

現金をそのままお渡しするのでは、感謝や丁寧さ、敬意を伝えられません。

ただし、とっさのことで袋を用意できないときは、「むき出しで申し訳ありません」のひと言を添えましょう。そのひと言があるかないかで、あなたの印象は大きく変わりますよ。

常に新札を準備しておく

包んでお渡しすることに加え、お札自体にも気を配りたいものです。

会費やお借りした現金などを渡すときに、シワだらけのお札しかなくて恥ずかしい思いをしたことはありませんか? 目上の方へお渡しする際やお祝い事でしたら、とても失礼にあたります。

「いつ入り用になるかわからないことを念頭に、常に新札を用意しておきましょう。

最低でも一万円札と、1000円札5枚ほど、5000円札も1~2枚はストックしておきたいもの。お財布の中にも何枚か入っていると安心ですね。

必要になってからあわてて銀行やコンビニに走っても、必ず新札が手に入るかわかりません。あらかじめ準備しておける心遣いと余裕が、育ちなのです。

また、週末で銀行がお休みなど、どうしても用意ができないというときは、アイロンでお札のシワをのばすという手も。気持ちは察していただけるでしょう。

お渡しする際は、「新札のご用意もできなくて」というひと言を添えるのを忘れずに。

今回は、お金をお渡しする際に気をつけることについてご紹介しました。『「育ちがいい人」だけが知っていること』では、普段の生活の中の、ルールや正解のないシーンでのふるまい方や、「育ち」が出てしまうポイントなど、リアルな例を250個も紹介しています。誰にも指摘されたことがないのに、実は「あの人は、育ちが……」なんて周囲の人から思われているとしたら、本当に恥ずかしいですよね!今さら聞けないことばかりですから、ぜひ参考にしてみてくださいね!