現代人の脳には“毒”が溜まっている!
無意識に溜まった脳の“毒”を出して
脳がみるみる若返る食事法を紹介する

脳の若返りと認知症治療の専門医・白澤卓二医師が提案する衝撃の最新刊『脳の毒を出す食事』では、現代人の脳に溜まった毒を出し、脳の機能を上げる食事法を紹介している。
現在、認知症患者数は増加の一途。その発症を避けるには、40代からの脳のケアが大切だと著者はいう。本書では世界最新の医学で明らかになった認知症予防・改善策と、その研究からわかった脳のパフォーマンスを上げるために必要な食事を提案する。

ウォーキング
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脳はブドウ糖だけでは働けない

「ブドウ糖(糖質)は脳の唯一の栄養」ということがよく言われます。たしかにブドウ糖は脳のエネルギーとなりますが、決して唯一の栄養ではないのです。

脳の働きをよくするには、脳内にあるシナプスを作るビタミンDが不可欠です。シナプスとは脳の神経細胞と神経細胞をつなぐ道のことで、神経を伝達する際になくてはならないものです。シナプスも体の他の細胞と同様に、古くなっては新しく作られることをくり返していますので、材料のひとつであるビタミンDが不足すると、健康なシナプスを維持できません。

ビタミンDは骨を形成する成分として広く知られていますが、ビタミンDが細胞に入ると骨を作るために必要な9000以上の遺伝子のスイッチが入るのです。ほかにも炎症を抑える遺伝子、腫瘍ができるのを抑える遺伝子にもスイッチが入ることがわかっています。

シナプスを作るビタミンDをとろう

ビタミンDは鮭やさば、しらす、いくらなどの魚類や、干ししいたけ、きくらげなどに含まれていますが、日光(紫外線)を浴びると体内で合成できます。

運動をすると脳由来神経栄養因子というものが増えてシナプスを強化できるので、天気のいい日にウォーキングをするとビタミンDが増えると同時にシナプスを強化できて一石二鳥です。

本原稿は、白澤卓二著『脳の毒を出す食事』からの抜粋です。この本では、認知症など脳の機能不全の原因となる、現代人の脳に溜まった”毒”を出して究極の健康体になる食事法の提案と、実生活で使える7日間実践レシピを掲載しています。脳と体を健康にし、本当の意味での健康長寿を目指してみませんか?(次回へ続く)

監修 お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生
1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。現在、お茶の水健康長寿クリニック院長。

白澤卓二(しらさわ・たくじ)
医師、医学博士
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。2017年よりお茶の水健康長寿クリニック院長、2020年より千葉大学予防医学講座客員教授就任。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長、アンチエイジングサイエンスCEOも務める。
専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。