このまま灘から理三の合格者は減り続けるのか。黄金ルートは崩れゆくのか。来年22年入試の結果に注目したい。
(教育ジャーナリスト 庄村敦子)
高偏差値エリートの医学部離れで
受験が易しくなり大チャンス!
『週刊ダイヤモンド』10月9日号の第一特集は「医学部&医者2021」です。
「安定、高収入、高ステータス」の代名詞である医者。それを反映するように、日本経済が停滞し始めた1990年代より医学部人気は沸騰、偏差値も右肩上がりを続けていました。
しかし、あまりの難化に少子化も手伝って、2016年ごろをピークにその後は偏差値が低下、志願者数も漸減していたところに新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的流行)が襲来しました。
未知のウイルスの危険にさらされる医療従事者は敬遠され医学部人気は下がり続けるのか、それとも景気の低迷により医者の「安定、高収入、高ステータス」が再び脚光を浴びるのか。
本特集では、コロナ禍の影響をもろに被った初の入試となる21年の結果を、医学部受験のプロたちと徹底分析。全82医学部の最新偏差値ランキング&序列、今後の入試トレンド予測、「地域枠」や「同窓会枠」など医学部受験の穴場、医学部に入りやすい“おトクな”中高一貫校ランキング、わが子を医学部に入れた教育ジャーナリストによる塾・予備校選び指南、医学部81大学財務健全性ランキング、そして過酷な受験の先にある「医者」という職業のリアルに至るまで、情報満載でお届けします。
(ダイヤモンド編集部 野村聖子)