「安定、高収入、高ステータス」の代名詞である医者。それを反映するように、日本経済が停滞し始めた1990年代より医学部人気は沸騰、偏差値も右肩上がりを続けていた。ところが近年、高偏差値エリート男子高校生が見限り、入試が易しくなるという大変化が。新型コロナウイルスのパンデミックを経て今後は一体どうなるのか。特集『医学部&医者2021 入試・カネ・最新序列』では、9月20日(月)から9月29日(水)までの全21回にわたり、全医学部の最新序列、今後の入試トレンド予測、そして過酷な受験の先にある「医者」という職業のリアルをお届けする。
#1 9月20日(月)配信
医学部を狙えるのに入りやすい「お得」な中高一貫校ランキング【国公立大学50校編】
入学時の偏差値が高くなくても医学部への合格実績を上げている中高一貫校は少なくない。今回、現役合格者の卒業生に対する比率を基に、入りやすいのに国公立大学の医学部を狙えるお得な中高一貫校ランキングを作成した。
#2 9月20日(月)配信
「灘高→東大理三」の黄金ルート崩壊の裏事情、三男一女が理三の佐藤ママも憂う異変
エリート男子の医学部離れが進んでいる。それは長らく東京大学理科三類の合格者トップを走ってきた西の名門・灘高校も例外ではない。医療界では一種のブランドになっている「灘→理三」の黄金ルートに何が起こっているのか。
#3 9月21日(火)配信
医学部を狙えるのに入りやすい「お得」な中高一貫校ランキング【私立大学50校編】
入学時の偏差値が高くなくても医学部への合格実績を上げている中高一貫校は少なくない。今回、現役合格者の卒業生に対する比率を基に、入りやすいのに私立大学の医学部を狙えるお得な中高一貫校ランキングを作成した。
#4 9月21日(火)配信
医者の「バイトだけで年収1000万円」は終了、“医者余り”で大淘汰時代の足音
新型コロナウイルスのパンデミックで、過酷で多忙な医者の姿が連日報道されている。さぞかし医者不足なのかと思いきや、厚生労働省は近い将来「医者は余剰になる」との予想を出している。現場の声からは分からない、医者という職業の真の未来を探った。
#5 9月21日(火)配信
コロナ患者受け入れよりワクチン接種の方が稼げる矛盾、医療界の「報酬の歪み」を告発
1年半にわたる新型コロナウイルスのパンデミック。昨年は患者の受診控えや不要不急の手術中止・延期で減収の危機に陥った医者も多かったが、コロナワクチンバブルに沸く今年は様相が異なるという。一匹狼のフリーランス女医が医療界の矛盾に切り込む。
#6 9月22日(水)配信
医学部偏差値ランキング2021【全82大学】プロの分析による最新入試トレンドも解説
新型コロナウイルス感染拡大下で初めての入試となった2021年入試。医学部受験のプロたちの分析とともに、最新の医学部入試データを読み解きつつ、今後のトレンドを予想する。
#7 9月22日(水)配信
内科医になると結婚できない!?医者の「診療科選び」で知らないと絶対後悔する最新事情
医者にとって、診療科選びは人生を決める重要なファクターだ。しかし、諸制度や実情をきちんと理解しておかないと、キャリア形成だけでなく、私生活に至るまで、後々ひどく後悔することになりかねない。医療界の伝統的な序列からは分からない、診療科選びの最新事情を解説する。
#8 9月23日(木)配信
医学部に強い高校ランキングベスト50【合格者数&現役合格率】名門女子校が躍進した理由
2016年の合格者ランキングで上位を占めていた難関男子校に代わり、21年で上位に躍り出たのは難関女子校。エリート男子が離れる一方で、エリート女子の医学部人気が根強い理由は何か。最新の全国高校の医学部合格者数&現役合格率ランキングとともにお届けする。
#9 9月23日(木)配信
「現場が言うほど内科医は減っていない」専門医機構理事長が“制度改悪説”に大反論
医者にとって、自分のスキルを証明するための大きな武器となる「専門医」資格。この専門医を取得する制度が、2018年から新しくなった。しかし、この「新専門医制度」が、若手のキャリア形成に悪影響を与え、現場を崩壊させるという懸念は大きい。渦中の日本専門医機構の寺本民生理事長を直撃した。
#10 9月24日(金)配信
医学部に資金・学力不足でも入れる裏ワザ!?「同窓会枠」や拡大予定の「地域枠」の狙い方
卒業後、地域医療に従事する代わりに、学費が貸与される地域枠。地方の医者不足を解消したい国の方針で、さらに今後拡大予定だ。一般入試よりも易しめで、金も学力も心もとない層にチャンスが広がる。また。私立大学で徐々に広がっている「同窓会枠」も、周到に準備すれば新たな狙い目になる可能性を秘める。かつては、“裏口入学”ともやゆされていた手法が堂々復活しているのだ。
#11 9月24日(金)配信
医学部を「数学・理科なし」で受験できるお得な大学とは?2科目で受験OKな大学も!
医学部はどの大学でも理系学部の中で最も偏差値が高い“最難関学部”。全ての科目で高得点を目指す必要はあるものの、中には2科目のみや、数学、理科を選択しなくても受けられるおトクな大学がある。
#12 9月25日(土)配信
医学部受験「面接の極意」を特別公開!海城高校“秘伝の専門講座”を名物教員が直伝
医学部合格実績ランキングの上位は圧倒的に中高一貫校だ。中には、医学部志願者向けの専門講座をやっている学校もある。そして、医学部の教員たちから定評のある海城中学高等学校秘伝の面接の極意を特別公開する。
#13 9月25日(土)配信
日本一のブラック職場・大学医局の苦悩、医者に働き方改革を迫る「2024年問題」とは?
かつては権威やキャリアと引き換えに医者を薄給でこき使ってきた大学医局だが、近年愛想を尽かす若手が続出し、残った医者のブラック労働化が深刻化している。そこに2024年から医者の労働時間の上限が設けられることになり、守れない病院にはペナルティーが課される。医者不足の地方大学医学部教授が、医局改革の苦労を語る。
#14 9月26日(日)配信
私大医学部の「学費3000万円」、サラリーマン家庭が工面する方法をFPが伝授
私立大学医学部の6年間の学費はおおよそ3000万円。しかも、偏差値と学費の高さが反比例し、入学が易しい私立大学ほど学費が高い。当然、学費が安い国公立大学の医学部は私立に比べて偏差値が高く狭き門だ。しかし、はなから無理だと諦める必要はない。手取り750万円のサラリーマン家庭が私立大学医学部の高額な学費を支払うためのマネープランをフィナンシャルプランナーが伝授する。
#15 9月26日(日)配信
現役医師1600人調査で「医者を育てた教育」がわかった!中学受験、塾選び、習い事…
難関の医学部受験を突破してきた医者たちは、一体どんな教育を受けてきたのか。中学受験の経験、出身高校、通っていた塾、習い事などを、現役の医者1600人に聞いた。
#16 9月27日(月)配信
医学部受験向け予備校11選、子どもが医学部に合格した教育ジャーナリストが厳選
「医学部に強い」と標榜する塾や予備校はあまた存在するが、わが子に合わないところを選んでしまうと、高い授業料をドブに捨ててしまうことになる。子どもを医学部に入れた教育ジャーナリストが、自らの経験と長年の取材を基に、わが子にぴったりの塾・予備校選びを指南する。
#17 9月27日(月)配信
「男医はモテても女医はモテない」「博士号はいらない」アラサー女医の赤裸々告白座談会
いまや医療界でも珍しくなくなった女性の医者。専門医も取得して、医者として独り立ちした年頃の30代女医たちが今悩み、見据える先とは。キレイ事抜きの、女医のリアルな声をお届けする。
#18 9月28日(火)配信
医者になれるのは何歳まで?社会人向け「医学部学士編入&再受験」最新事情
社会人になってから医者を志した場合、夢をかなえる方法はあるのか。もう一度受験勉強をする覚悟はあっても、果たして何歳まで受け入れてくれるものなのか。医学部へのセカンドチャンス、学士編入&再受験の最新事情をお届けする。
#19 9月28日(火)配信
医学部がある大学「財務健全性」ランキング【私立31校】収益性2位関西医科大学、1位は?
私立大学の医学部では他の学部に比べて、かなり高い授業料を得ている。しかし、だからといって医学部のある大学の財務に余裕があるわけではない。コロナ禍が直撃した2020年度決算を含む過去5年分の決算から、収益性、健全性など多角的に分析した。
#20 9月29日(水)配信
医学部がある大学「財務健全性」ランキング【国公立50校】収益性2位旭川医科大学、1位は?
私立大学と違って国立大学の医学部の授業料はみんな同じだ。公立大学は独自に設定されているが、国立大学とほぼ同じ水準である。しかし、医学部の国公立大学の財務諸表を見ていくと、財務体質の格差は意外と大きい。
#21 9月29日(水)配信
若手医師が夢見る「FIRE・起業・海外脱出」、人材流出の背後に日本の医療界への絶望
せっかく過酷な医学部受験を経て医者になったのに、早々に経済的自立・早期リタイア、“FIRE”を夢見る若手が増えているという。IT企業を起業したり、海外に飛び出す者も増えている。その背景にあるのは今後の医療産業に対する不安、日本のいびつな医療システムへの諦めだった。
Key Visual by Noriyo Shinoda