M＆A「仲介」バブルのカネと罠、中小企業の事業承継ニーズ沸騰！

事業承継を目的とした、中小企業のM＆Aが全国で急拡大している。M＆A仲介業などの関連業界は、国による補助金や税制優遇策を追い風に、かつてない好景気に沸く。2月7日（月）から配信の特集『沸騰！M＆A仲介 カネと罠』では、2月16日（水）までの全15回にわたって、両手取引による利益相反の可能性といった課題をはらみながら、需要勃興の熱気を帯びるM＆A業界の全貌に迫る。

＃1　2月7日（月）配信
M＆A仲介「絶対王者」日本M＆Aセンターが陥る自縄自縛、業界の開拓者に迫る包囲網

　日本M＆Aセンターは、「乗っ取り」という日本に根強く残っていたM＆Aのイメージを変え、仲介市場を切り開いてきたパイオニアだ。その“絶対王者”が今、自縄自縛に陥り、築かれつつある包囲網の脅威にさらされている。

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＃2　2月7日（月）配信
日本M＆Aセンター社長が人材流出に反論「引き抜かれると困る人は、他社に行っていない」

　日本M＆Aセンターホールディングスの三宅卓社長は、一代で同社を圧倒的な業界トップ企業に育て上げた。同社には人材とノウハウが集まるが故に、常に同業他社から人材を引き抜かれるリスクに直面している。人材・ノウハウ流出や業界の課題、自身の事業承継プランまで、話を聞いた。

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＃3　2月8日（火）配信
「“月収”2000万円」も夢じゃない!?年収ランキング上位の常連、M＆A仲介業界の給料事情

　M＆A仲介業界は今、最も稼げる業界といわれる。年収ナンバーワン企業としてその名が知れ渡るようになったM＆Aキャピタルパートナーズ。しかし、同社の給料はまだまだ序の口。急成長中の中堅M＆A仲介会社の給料は、「月収2000万円」も夢じゃないのだ。

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＃4　2月8日（火）配信
中小企業経営者必見「事業承継M＆Aマニュアル」、知らなきゃ家業が買いたたかれる!?

　事業承継のためのM＆Aはお任せください――！中小企業の経営者なら、そう言って近寄ってきたM＆A仲介会社の1社や2社はあるのではないだろうか。だが、仲介会社の口車に乗って、安易に家業を売ってはいけない。仲介会社や買い手となる企業の見極め方など、経営者として知っておくべき家業売却の正しい手順についてまとめた。

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＃5　2月9日（水）配信
「テレアポ1日200件」現役M＆A仲介社員が年収・ノルマ・両手取引の実態を暴露！【覆面座談会】

　稼げる業界の代名詞として定着しつつあるM＆A仲介業界。30代で年収2000万円超も狙える半面、昼夜を問わず働くのは当たり前の激務。結果を残せなければ年収は最悪の場合、500万円程度にとどまる弱肉強食の世界だ。M＆A仲介会社の実態を、現役社員に聞いた。

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＃6　2月9日（水）配信
M＆A仲介“両手取引は利益相反”説に業界トップ3社社長が反論「事業承継は“調整役”が必要」

　M＆A仲介は、売り手と買い手の両方から報酬を得る「両手取引」が基本だ。両手取引を巡っては、一方の利益の最大化を図ればもう一方の利益を毀損する利益相反が、以前から指摘されている。これにM＆A仲介の当事者たちはどう反論するのか。業界トップ3の経営者に問うた。

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＃7　2月10日（木）配信
「年収1億円」に転職で手が届く!?M＆A仲介業界が欲しがる人材の意外な条件

　M＆A仲介会社では、年収1億円を稼ぐ社員もザラ。それだけに、一財産を築こうと業界に飛び込む転職者は多い。特に、M＆A仲介業務と親和性の高い金融機関出身者にはチャンスだが、この仕事には向き不向きがあるのも事実だ。M＆A仲介会社が欲しがる人材、M＆A仲介業界で活躍できる人材の条件とは何か。

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＃8　2月10日（木）配信
日本M＆Aセンターから大量移籍で急成長fundbook、M＆A業界仁義なき人材争奪戦の深層

　今、M＆A仲介業界で必ずといっていいほど話題に上るのが急成長中のfundbookだ。業績や陣容が急拡大しているのがその理由だが、その原動力の一つが大量にスカウトした日本M＆Aセンター出身者たちだ。仁義なき人材争奪戦に迫った。

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＃9　2月11日（金）配信
地銀の地元企業M＆Aで「仲介会社に丸投げ」が横行する理由、滋賀銀と京都銀が“真逆の姿勢”

　地元企業と長く取引のある地方銀行は、取引先が事業承継のためのM＆Aを行う際、最も活躍すべき存在だ。しかし、現実はM＆A実務のノウハウ不足から、仲介会社に丸投げすることが多い。滋賀銀行と京都銀行の正反対の姿勢は、地銀界と仲介業界で話題になっている。

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＃10　2月11日（金）配信
「うちの給料トップは“出来杉くん”」上場企業年収1位のM＆Aキャピタルパートナーズ社長語る

　上場企業の年収ナンバーワン企業、M＆Aキャピタルパートナーズ。直近の開示資料では平均年齢32.2歳で平均年収2688万円だ。中村悟社長に同社の年収の仕組みや業界の課題、事業戦略について聞いた。

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＃11　2月12日（土）配信
トヨタEV大号令で愛知の部品企業M＆A急加速、銀行も本気の「ケイレツ大再編」の行方

　昨年12月、トヨタ自動車が2030年のバッテリーEV（電気自動車）の生産台数目標を明確に打ち出した。これにより愛知県のサプライヤー各社は、いよいよ本格化するEV化に備えて身の振り方を考えざるを得なくなり、M＆Aがその選択肢の一つとして急浮上しつつある。トヨタケイレツの“大編成”は地域の存続に関わる一大事。銀行も傍観は許されず、本気で試行錯誤を重ね始めている。

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＃12　2月13日（日）配信
中小企業の事業承継「補助金＆税制」使い倒し術、M＆A仲介費が600万円お得に!?

　いざ家業を売却しようとすると、M＆A仲介会社への手数料など多額のカネが必要となる。だが実は、M＆Aや事業承継を考える経営者のために、お得な補助金や税制が用意されているのをご存じだろうか。事業の売り手も買い手も必読の資金支援策について詳報しよう。

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＃13　2月14日（月）配信
M＆A仲介会社「支援業務専従者数」ランキング！御三家に肉薄する新興企業とは？

　事業承継ニーズの高まりを受けて、M＆A仲介会社の新設が相次いでいる。そこで、中小企業庁「M＆A支援機関登録制度」に登録されている仲介会社をベースに、2021年12月末時点の支援業務専従者数をヒアリングし、ランキングを作成した。すると、急成長する新興M＆A仲介会社が、御三家に肉薄していることが明らかになった。

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＃14　2月15日（火）配信
野村HDやオリックスも参戦！事業承継ビジネス「異種格闘技戦」勃発、AI駆使の新興勢力も

　沸騰する中小企業の事業承継ビジネス。商機を逃すまいと、これまで静観していた野村ホールディングスやオリックスなど金融界の巨人たちも動き始めた。一方、売り手と買い手のマッチングに人工知能（AI）を駆使した新興勢力も存在感を増している。それぞれの強みを生かした戦略で覇権を競う「異種格闘技戦」の最前線を探った。

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＃15　2月16日（水）配信
「M＆A業界は“倫理感”に頼っていては発展しない」ストライク社長が語る業界の課題

　M＆A仲介業界には、他の金融や不動産業界と違い、仲介業を行うための業法や国家資格が存在しない。ストライクの荒井邦彦社長は、M＆A仲介業の業務品質の向上が、各社のコンサルタントの倫理観に委ねられている現実は、業界の課題の一つだと指摘する。

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Key Visual by Noriyo Shinoda