11のポイント

●1.LP・セールスレターには、ヘッドライン、オープニング、ボディコピー、クロージングの4つのパーツからなる基本構造がある

●2.基本構造の4パーツはさらに細かいパーツに分かれる。

 ヘッドライン:プリヘッド、ヘッドライン、デックコピー
 オープニング
 ボディコピー:ベネフィット、証拠・根拠、オファー、特典、リスクリバーサル(保証等)、限定、締切
 クロージング:CTA、追伸(P.S.)

●3.ヘッドラインには情報を詰め込みすぎない。ヘッドラインの目的は内容を読んでもらうこと。ヘッドラインだけで売ろうとしないことが大切

●4.いくら「ベネフィット」に魅力があっても、それが本当だという証拠・根拠がなければ信用してもらえない

●5.強い「オファー」は弱いコピーをカバーできるが、弱い「オファー」は強いコピーでもどうにもならない。「何を言うか」が重要

●6.「特典」は、知覚価値(=顧客が感じる価値)を高められる

●7.「リスクリバーサル」の目的は、返金保証のように、初めて購入する顧客の不安を取り除くこと。各種保証が典型例だが、無料の場合、「購入義務はない」など、顧客が購入に際して感じる不安をあらかじめ取り除くことが大切

●8.「限定」には、人数、数量、期間、資格などがある。手に入らないかもしれない危機感(飢餓感)が購入をあと押しする

●9.申込は「締切」直前が最も多い。締切がないと、後回しにされ、すぐ忘れ去られる。特典をつけた期間限定のキャンペーンをするなど、なんらかの形で締切を設けると効果的

●10.「CTA」で、注文、問合せ、資料請求など、読み手に取ってほしい行動を具体的に書く。CTAがないと、読み手は行動できない。これでは顧客から直接反応を得るレスポンス広告としての意味がなくなる

●11.「追伸(P.S.)」は購入への背中を押すのに有効。メインのベネフィットやオファーのリマインド、本文からあえて外したベネフィットや締切を強調する

 次回は、ポイントをわかりやすく表現できるサブヘッドとブレットの技術を紹介しよう。

P.S.『コピーライティング技術大全』の活用法を解説したセミナー動画をご覧いただけます。
(この動画は予告なく終了することがあります)

(本原稿は、発売たちまち大重版となった、神田昌典・衣田順一著『コピーライティング技術大全──百年売れ続ける言葉の原則』からの抜粋です)