1日、どれくらい野菜を食べればいい?

 厚生労働省は1日に350グラム以上の野菜を食べることを推奨しています。しかし、国民健康栄養調査によると、野菜の平均摂取量は約290~300g前後で推移しており、特に20代、30代の若い世代で野菜摂取が少ないという現状です。

 1日に350gの野菜を取るには、小鉢に入った野菜(これで70gくらい)を1日に5皿食べることを目標にすると良いでしょう。1日3食なら、毎食、小鉢2皿分は意識的に取るようにすると1日の摂取目標を達成することになります。

野菜を食べる量を増やすには「つくりおき」がおすすめ

 毎食で野菜が取れているかをチェックし、少ないと感じたら1品野菜メニューを追加すると良いでしょう。そんな時に便利なのが、野菜メニューのつくりおきです。ナムルや切り干し大根の煮物、ピクルス、きんぴらごぼう、おひたしなど、時間がある時にまとめて作ってストックしておきましょう。また、生で食べられる野菜(トマト、キュウリ、キャベツなど)を常備しておくのもおすすめです。

野菜は多めに買ってしまうことも多いので、つくりおきして副菜としてすぐに食べられるようにしておくのもおすすめ Photo:Photo AC野菜は多めに買ってしまうことも多いので、つくりおきして副菜としてすぐに食べられるようにしておくのもおすすめ Photo:Photo AC

 あるいは、汁物に野菜を入れて具沢山にするのも、簡単にたくさんの量を取ることができます。味噌汁や野菜スープ、これからの時期は鍋に野菜をたっぷり入れて食べるのも良いでしょう。