南仏マルセイユで盛んな料理、ブイヤベース

フランスで絶対食べるべき定番グルメ8選、現地のおすすめレストランバイエタ特性のブイヤベース「ブイヤバイエタ」(左)と生地に玉ねぎを乗せた南仏名物のピサラディエール(右)

 カサゴ類などトゲや毒があり、そのままでは商品にならない魚をごった煮したことが由来のブイヤベース。漁業が盛んな南仏地中海沿いの料理で、マルセイユの名物料理です。魚介をオリーブ油、ニンニク、サフランなどを入れ、トマトやジャガイモなどの野菜と一緒に煮込みます。魚と野菜のうま味が凝縮した味で、日本人にもファンが多い料理です。

 もしブイヤベースを食べてみたいなら、本場マルセイユへ行くことをおすすめします。マルセイユの旧港の広場で、水揚げしたばかりの大小様々な魚を広げて売っている漁師さんたちの様子を見ていると、ブイヤベースがマルセイユの名物だということがとても実感できるはずです。

 どうしてもパリにしか滞在する予定がないという時は、地中海料理を扱うミシュラン1つ星のレストラン「バイエタ」はいかがでしょうか。ブイヤベースを含んだコース料理(4皿で100ユーロ)を提供しています。

Baieta(バイエタ)
住所 5 Rue de Pontoise 75005
URL https://www.restaurant-baieta-paris.fr

ドイツ文化と混ざり合うアルザスのシュークルート

フランスで絶対食べるべき定番グルメ8選、現地のおすすめレストランボファンジェのシュークルート

 シュークルートはキャベツを千切りにして塩漬けし発酵させた料理で、ドイツだとザワークラウトとよばれ、アルザス地方を代表する料理です。ソーセージやベーコン、ジャガイモなどの付け合わせと出てきます。肉以外にも魚介を付け合わせにすることもあります。

 シュークルートを注文するとまずその見た目で圧倒されるはず。大量のキャベツとともに、ソーセージやジャガイモなどが、どんと盛られています。もし食べ切れるか心配な場合は、前菜を頼まずにシュークルートのメインディッシュから始めてもいいかもしれません。

 アルザス地方の町へ行けば、どこのレストランでも大抵はシュークルートをメニューに入れています。パリでもアルザス料理を扱っているレストランへ行けば食べられます。例えば、パリ市内バスティーユにある「ボファンジェ」は、アルザス料理と魚介を専門とするレストランで、肉または魚介のシュークルートを食べられます。また店内は、アール・ヌーヴォー様式の美しいインテリアが食事の気分をさらに高めてくれます。

Bofinger(ボファンジェ)
住所 5-7 Rue de la Bastille 75004
URL https://www.bofingerparis.com