「無回答」というある種の失言、生稲晃子参議院議員

 失言にも満たないのがこちら。参院選に出馬した元おニャン子クラブの生稲晃子氏が、6月末、NHKが実施した参院選への政策アンケートに対してほぼすべての質問に「無回答」で提出した。

 生稲氏といえば、選挙当日の各局の中継インタビューにも答えず、テレビ東京の選挙特番では生稲陣営の人物が「(インタビューに応じないのは)生稲さんは国会議員としての資質、勉強が圧倒的に足りないからだ」と語ったと報道。生稲氏はテレ東と、番組出演者の池上彰氏に抗議文を送ったと報道されている。

 生稲氏は東京選挙区の改選数6人のうち5番目で当選。知名度は議員としての資質に勝るのだろうか。このような議員を見ると、何も言わないよりは失言する方がまだマシかもしれないと思えてしまうから困る。

タレント議員の失言は他にも

 同じく当選したタレント議員による失言がこちら。

「私の新曲が9月7日に出ております。ぜひお買い上げください」(中条きよし参議院議員、11月9日の国会質疑で発言)

 7月の参議院選挙で、日本維新の会公認となり初当選した歌手・俳優の中条きよし議員。国会質疑の最後に新曲のPRを始め、さらに年末のディナーショーの告知まで行った。

 維新の会側でも「不穏当な言葉があった」と発言の議事録からの削除を求め、その後厳重注意処分となった。