9割の人は「自己分析」の素人です

 強みを知ることはとても大切ですが、自分の「強み」をしっかりと言語化できている人は、残念ながらまだ多くありません。

 実際にわたし自身がこれまでに多くのお客様と話してきた中で、とくにほとんどの方はまず「わたしには強みがありません」とおっしゃられます。

 でも、それも当然のことではないでしょうか。

 なぜなら、「本当の自分」を知るための「自己分析」は、義務教育で決して習わないから。そもそも「自分を知る方法」を学ぶ機会も、練習する機会も少なすぎるのです。

 また、「自分にとって“強み”は持っているのが当たり前すぎて気づかない」という側面もあります。

 たとえば、わたしたちは普段、歩くときに「右足を前に出して、左手を前に振って、次に左足を前に出して…」などとは考えませんよね。歩行は無意識にできてしまうことだからです。

「強み」というのも実はこれによく似ています。いつも「自分が無意識にやっていること」には、なかなか気づけないのです。

 強みに気付けるようになると、人生が大きく変わります。本当の自分を知り、強みを生かすため、「自己分析」をしてみてはいかがでしょうか?