ホンダ・フィットRS、スポーツ性e:HEVの新たな可能性を体感【試乗記】
ホンダ・フィットRS、スポーツ性e:HEVの新たな可能性を体感【試乗記】“RS”はロードセーリングの意味。初代シビックが起源の伝統ネーミング。走りと快適性をバランスさせたチューニングが特徴。JOY耐レース参戦車で得たノウハウも投入されている
ホンダ・フィットRS、スポーツ性e:HEVの新たな可能性を体感【試乗記】内装は精悍で上質。本革巻きステアリ ングは3本スポーク形状。パドル形状の減速セレクター(4段階)を標準装備する
ホンダ・フィットRS、スポーツ性e:HEVの新たな可能性を体感【試乗記】シートはプライムスムースとスエード調素材のコンビ

 エアロ処理も洗練された。RS専用のサイドシルガーニッシュと、リアバンパー一体の大型スカート、大型ルーフスポイラーが空気の流れをコントロール。効果的な冷却を計算しながら、空気抵抗の低減を目指した。

 足元もスペシャルだ。放熱効果の高い16インチアルミにグリップ力に優れたヨコハマブルーアースGTを装着。サスペンションは標準比でフロントのバネレートを下げ、リアは逆に上げ、同時にダンパー減衰力を変更。フロントスタビライザーは捻り剛性を4%ほどハードにした。バネ/ダンパーのリファインは、前後のロール姿勢を標準車よりも自然にして操縦性と乗り味に貢献する。