フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力メーターディスプレイと大型センターディスプレイにより、“近未来的”なデザインを演出しているという。

 メーターパネルは5.3インチとコンパクトなディスプレイで、その右側にこのメーターパネルと一体化したシフトセレクターが備わっている。

フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力日本では発売されていないが、欧州などではハッチバックスタイルのID.3が先に登場している。

 ひねる動作でシフトを行うものだが、アウディとまったく異なるVW独自の設計になっており、操作感はBMWのi3にも似たもの。インフォテインメントシステムは現行ゴルフなどと同様の最新世代のものが備わる。

フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力ラゲージ容量は通常で543リッター、後席を倒せば最大1575リッターまで拡大する。

 特筆すべきはキャビンスペースの広さで、MEBの恩恵もあって178cmの大人が後席に座っても、頭上にも膝まわりにもたっぷりと余裕がある。ラゲージスペースも通常時は543リッター、リアシートをすべて倒すと最大1575リッターにまで拡大する。

フォルクスワーゲンのEV「ID.4」試乗記、後輪駆動が楽しいSUVクーペの魅力52kWhのバッテリーを搭載するLiteと77kWhのProをラインナップ。まずはローンチ エディション(Lite 499万9000円、Pro 636万5000円)が発売された。

 グレードは、バッテリー容量の違いによって2種類が用意されている。容量77kWhで一充電走行可能距離561kmの「Pro」と、52kWhで388kmの「Lite」だ。前者が最高出力204ps、最大トルク310Nm、後者は170ps/310Nmとなっている。駆動方式はともにRRのリア駆動だ。