しかし、ビジネスマナーに固執するよりも、今、相手の望むことは何かと考え、実行できる「気がきく」思考や行動に磨きをかけることの方が、仕事や人間関係にプラスの影響を与えるはずです。なぜなら、人は感情の生き物であり、そのような人と一緒にいたい、また仕事したいと思うのはごく自然なことだからです。

遅刻の連絡、メール…すべてで「相手の行動をイメージ」

 ビジネスマナーといえば、時間管理も基本中の基本。新人研修でも必ず盛り込まれているのは、時間に関する失敗が時に会社の信用を失うことにもつながりかねないからです。しかし、「一度も遅刻や時間の誤認をしたことがない」と言える人は少ないのではないでしょうか。

 遅刻や時間の間違いをしてしまったというピンチのときこそ、差が表れがちです。「もしかしたら間に合うかも」「急げばなんとかなるかもしれない」などと考えているうちに時間が過ぎ、結果的に待ち合わせ時間を過ぎてから連絡を入れてくる人もいます。

 相手のことを第一に考えている人は早いタイミングで連絡を入れます。さらに「少し遅れます」などと曖昧な言い方ではなく、到着時間の目安も伝えます。そうすれば相手は先に用事を済ませたり、喫茶店などに入ったりすることができ、待っている時間を有効に使えるからです。

 遅刻はあってはならないミスですが、そのようなときこそ、それ以上迷惑をかけない最大限の配慮が必要です。気がきく人は相手の時間を大切に考えて行動するのです。

 また、相手の時間への配慮はメールの書き方にも表れます。