タレント社外取の報酬トップは
アナウンサーの福島氏で5099万円!

 タレント社外取・報酬額リストで、最も金額が高かったのはフリーアナウンサーの福島敦子氏(61)。不動産大手のヒューリックやカルビーなど4社の社外取を兼任し、推計報酬額は合計で5099万円に上った。

 ダイヤモンド編集部は社外取「全10169人」を対象に、報酬額ランキング(社外取締役・報酬ランキング【上位5000人の実名】同【下位5100人の実名】参照)を作成したが、福島氏は1万0169人中24位にランクインしている。

 福島氏は中部日本放送(CBC)アナウンサーを経て、NHKの「ニュース21」のキャスターなどを務めた。ちなみに元TBSアナウンサーの福島弓子氏は福島氏の妹であり、米大リーグで活躍したイチロー氏は義弟に当たる。

 タレント社外取の中で2番目に報酬額が高かったのは、作家で、JTや日本取引所グループなど3社の社外取を務める幸田真音氏(72)で報酬額は5040万円だった。元バレーボール選手の三屋裕子氏(64)は、デンソーやENEOSホールディングスなど3社の社外取を兼務し、報酬額は3319万円。

 なお、三屋氏は現在、日本バスケットボール協会の会長と、日本オリンピック委員会(JOC)の副会長も務めている。JOC といえば、21年の東京大会を巡る汚職、談合事件が発覚したが、五輪運営の検証は進んでいない。こうした中で、三屋氏は数多くの役職を兼務しながら、その職責を果たしているのだろうか。

 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(51)は、コーセーなど4社から推計3195万円の報酬を得ていた。