「リンゴ酢」により甘いものを欲しなくなった理由|栄養士が解説
なぜこのような現象が起きたのか不思議に思った私は、カリフォルニア大学アーバイン校メディカルセンターに所属の栄養士であり、糖尿病の専門家でもあるケイティ・ランケル博士に話を聞いてみることにしました。
「ビネガーに含まれる酢酸には、血糖値を下げて満腹感を高める効果があることが分かっています」とランケル博士は言います。また、「血糖値を下げるのは、糖質の吸収を抑えてくれるからです」と続けます。
【2週目(8日~14日目)】初心者向けは「メープルりんご酢」?
ターメリック入りのリンゴ酢を飲み切ってしまった私は、次に「メープル リンゴ酢」へ移行しました。
「リンゴ酢初心者のために最適」と聞きますが、私の感覚としては甘味と酸味がうまく調和していないように思えました。毎日1杯ずつ律儀に続けてはいるものの、気分はあまり盛り上がりません。私にとっては、ちょっと甘すぎなのかも…!?
【3週目(15日~21日目)】「リンゴ酢」としょうがは相性が良い
15日目から飲み始めたのはジンジャー入り「リンゴ酢」です。これは私の口に合いました。
生ジンジャー(しょうが)と言えば、原産地のひとつであるインドでは紀元前300~500年からしょうがが保存食や医薬品として使われていた記録もあります。インドの古い医学の書物の中には、その薬効により「しょうがは神からの治療の贈り物である」と記されてもいます。さらに14~17世紀頃にイギリスでペストが流行した際には、市民の3分の1が亡くなったにもかかわらず、「しょうがをたくさん食べていた人は亡くならなかった」という事実を知った当時の国王であるヘンリー8世は、ロンドン市長に命じてペスト対策にしょうがを食べることを推奨。そのときにつくられたのが、今でもある人形の形をしたジンジャークッキーであり、ジンジャーブレッドということ。
私は特に健康問題を抱えているワケではありませんが、先々、何があるかなんて分かりませんよね?もしかしたらしょうが(とリンゴ酢)のおかげで、健康な人生をおくることができるかもしれない…と期待で胸が膨らみました。