退職して無職の期間なら、大手転職サイトにあるように「職務経歴に関する補足事項」に「職務経歴に空白期間がある場合は、その期間と理由を入力してください」といった指定があれば、指定場所に書きます。

 休職の事由については、メンタルが原因であることにあまり触れずに、「体調不良」、「過労」、「働きすぎ」といった表現で体裁を整えておき、今は問題ないことを強くアピールしておきましょう。

 これで不採用なら他を当たるしかありません。

「ブランク期間がある」「経験不足」という人

●「大谷翔平クラス」は求めていない

 そもそも完璧な人間などいないし、会社も「ウチの規模や知名度、処遇でも、大谷翔平選手級の人材を採用できる」なんて、当然ながら思っていません。

 ましてや若手ですので、実務経験が足りないなどの未熟な部分があることは採用人事もきちんと承知しています。

 筆者は、大学を中退し定職にも就かずにプラプラしていたという若手の就活支援を請け負ったことがあります。幸いにして、すべて無事に就職先が決まりました。

 具体的に、何をしたから決まったか。

 まず、最大の難問である「ネガティブ要素」をどのように取り扱ったかがポイントです。一見するとネガティブ要素がたっぷりで、対処しようがないように見える人でも、有効なやり方はちゃんとあるのです。

●「空白期間」の書き方例

 まず、過去は変えられませんから、「ネガティブ要素」は簡潔にでも書いて伝えるしかありません。

 大手転職サイトには「職務経歴に関する補足事項」という項目に、

「職務経歴に空白期間がある場合は、その期間と理由を入力してください」とあります。そこに書いておきます。