痛風の人におすすめする、コンビニ食の選び方

 痛風を持っている方は、適正なエネルギー量とプリン体の過剰摂取に注意し、お酒を飲む方は、適量を守ることがポイントとなってきます。

 プリン体ゼロをうたう商品も出回っていますが、どんなアルコール飲料でも尿酸値に影響するので、お酒を飲む人は飲酒量に注意しましょう。また、しっかりと水分を摂取することで尿量が増加し、尿酸の排出量も増加しますが、甘い砂糖などが含まれている飲料は、尿酸値の上昇を招いたり、肥満につながったりします。水分は水で摂取するようにしますが、水分制限のある場合は、病院の指示に従いましょう。

【組み合わせ事例】
・たまごサンドイッチ+低脂肪牛乳+千切りキャベツ(ドレッシング)
パンの場合、甘い菓子パンはエネルギー量も多くなるため、サンドイッチなどタンパク質や野菜が取れるものを選びましょう。具材は、プリン体が少ないものを選ぶことがポイント。ツナやハムよりも、卵はプリン体が少なくおすすめです。低脂肪牛乳や低脂肪ヨーグルトは、プリン体と脂質どちらも抑えられます。

 ビタミンCは尿酸値低下の作用があると言われています。キャベツ以外にも果物はビタミンCを多く含みますが、果糖の取りすぎは、尿酸値の上昇につながるため、注意して摂取しましょう。

・パックご飯+サバのおろしポン酢+キノコと豆のサラダ
魚や肉類の多くは100gあたり、プリン体が100~200mg程度含まれているので、摂取量には注意が必要です。魚は種類によってプリン体量が異なります。特にイワシやアジなどの干物には100gあたり200~300mgほどプリン体が含まれていますから、食べるのを避けるか、食べる量を減らしましょう。肉類は、鶏肉よりも豚肉の方がプリン体は少ないです。

 きのこ類や大豆、大豆製品はプリン体の量が少ないため、副菜に取り入れていきましょう。

 参考記事:健康診断で「痛風予備軍です」、結果表の見方と尿酸値改善5つのポイント

 今回は、腎臓病、痛風を持っている、人工透析を受けているという人向けのコンビニ活用術をお伝えしました。コンビニは、組み合わせ次第で、食事制限がある方も活用できます。便利なコンビニを上手に活用して健康につなげていきましょう。