自ら会社を立ち上げた一代目である「創業社長」は自社への思い入れ、成長への野望や情熱がハンパではありません。同じ社長でも他の境遇の社長とはまったく意気込みが違います。
次に「同族社長」。「創業社長」ほどではないにせよ、代々続くその会社を未来永劫存続しつづけるという使命感に満ち溢れているといえます。
どちらの社長も「会社の未来」「社員の成長」に強い思い入れと危機感があるので「社長と直接Zoom面談(営業)」をするにふさわしく、決まる確率も高いのです。
「創業社長」なのか「同族社長」なのかはホームページを見ればだいたいわかります。社長名の姓が社名の一部なのであれば、「創業社長」か「同族社長」である可能性が高いですし、「創業社長」なら、ほぼ間違いなく社長メッセージ欄で自分が立ち上げた会社であることを披歴しています。また、会長と社長の姓が同じであれば「同族社長」で間違いありません。
そして、番外篇としては「ワンマン社長」です。
「ワンマン社長」は近年、パワハラやコンプライアンスへの意識の高まりとともにめっきり少なくなったものの、社長ダイレクト営業の立場からいえば「他人の意見に耳を貸さずにその場で即断即決」の可能性がもっとも高い、好ましい営業相手です。
残念ながらホームページからはワンマンかどうかを知る由はありませんが、絶え間ない社長アポイントをくり返すことで「ワンマン社長」と出会うチャンスをつかむことができます。実際、私はこれまで何人ものワンマン社長と出会い、「歓喜の即断即決」の恩恵を受けてきました。
さらに付け加えていえば、中小企業情報の入手先として有益なのはホームページのほかに、「マイナビ」「リクナビ」などの新入社員採用のための求人サイトです。これらから詳しい情報が得られることはもちろんですが、新卒採用の求人サイトに掲載(投資)するということで、ある一定の財務体力があることがわかります。
ですから、それらに載る企業の社長も、新たなものを購入したり、導入したりする心の余裕があるので、営業アプローチ先として適するといえるのです。
ふたつめの営業アプローチ先の企業選びの際の注意点。それは、全国あらゆる都道府県、分け隔てなくトライすべしということ。
私のように長期にわたってほぼ全国47都道府県での社長アポイントを実践してくると、アポをとりやすい地域ととりづらい地域、クロージングしやすい地域としづらい地域といった、「地域の相性の良し悪し」があるような気がしてきます。
いわゆる「県民性」という概念は昔からあり、あまりにも相性が芳しくないと感じると、このステレオタイプ(先入観、思い込み、固定観念、レッテル、偏見)に頼りたくなってしまうもの。
ですが、自分で勝手に決めてしまう「苦手だと思う地域」の意識はもちろん、「得意だと思う地域」の意識も禁物です。なぜなら、自然と苦手だと思う地域にはアプローチをしなくなる分、「得意だと思う地域」にのみ集中し過ぎることになり、アプローチ先の企業リストが一気に底をついてしまいかねないからです。
あなたはぜひ47の都道府県にまんべんなくトライして「全国津々浦々の社長から仕事が獲れる営業パーソン」になってください。
孤独な社長の息抜きタイムに
ダイレクト営業はフィットする
社長は心身ともに激務です。社内での各種ミーティングや経営会議、役員会議、決裁、そして顧客先でのトップダウン営業等々、心休まるいとまはありません。そして企業で最高、唯一の立場。基本的に社長の代わりは存在しません。
そんな多忙な日々を過ごす社長は、会社の外では社長仲間と気楽に飲みに行ったりゴルフに出かけたりして憂さ晴らしができますが、社内では孤独で緊張の連続です。
ですから、社長は利害関係なく気やすく接することのできる話し相手を常に求めています。
そうです。そのひとりが「あなた」なのです。あなたは社長にとって外部企業の営業パーソン。もしも仕事が決まればそこで利害関係が成立しますが、そうなる前は気兼ねなく話せる相手です。
『30分の面談だけで売上140%達成! 社長ダイレクトZoom営業』(ぱる出版)峯村昌志 著
社内ではなかなか言えないオフレコの話や、会社のちょっとした悩みごとなどの本音も交えながら、息抜きのひとときを過ごしたいと考えてもおかしくありません。
しかも、あなたは社長の会社にふさわしいと思われるニュース(商品やサービス)を携えてあらわれる。少なくとも悪いニュースではないはず。もしかしたらグッドニュースかもしれないという期待感もあって、社長は心のなかでは歓迎してくれるのです。
多少の例外はあるにせよ、このような社長の心の内が理解できれば、あなたも勇気を持って社長ダイレクト営業の第一歩を踏み出せるはずです。







