誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
ネガティブな感情
は避けられない
今日は、ネガティブな感情とのつきあい方についてお話ししたいと思います。
人生には波があり、さまざまな感情が訪れます。寂しさや悲しみ、怒りや不安などネガティブな感情は避けたいと思うかもしれませんが、それらを避けることは難しいです。
年齢を重ねると感情の起伏は少なくなりがちですが、若い頃の喜怒哀楽を懐かしむようなところもあるんですね。
寂しさを味わう
寂しさを感じるときに、あえてひとりだけで過ごすことも新しい発見があるかもしれません。
たとえば、ひとりで月明かりの下を歩くといったちょっと寂しい瞬間も、風情を感じることがあります。
夜の公園や街灯の下でぼーっとすることだって、そのときの感情を味わうよい方法だと思います。
あらがうよりも受け入れる
ネガティブな感情はいずれ解決されるものであり、それを味わうことは人生でごく自然なことなんです。
無理をしてあらがう必要はなく、ネガティブな感情だって楽しめる要素の一部だと捉えることが大切です。
晴れの日ばかりではなく、曇や雨、雪が降ったりする日があるように、感情にもさまざまな表情があり、それを受け入れることでより豊かな人生が送れるようになるのです。
どうぞおおらかな気持ちで、自分のネガティブな感情でさえ楽しむことができるといいですね。それでは、素敵な一日をお過ごしください。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。