セブン&アイのクレカよりも
nanacoポイント還元率が高いクレカとは?

 まず、「お得なコンビニ」の代表格に挙げることができるのはセブン-イレブンだ。セブン&アイグループのアプリ(会員証)の提示によって200円ごとに1マイル貯まり、10マイルは電子マネー「nanaco」の10nanacoポイント(10円相当)に交換できる。つまり、200円ごとに1ポイント分獲得できるようなものなので、還元率は0.5%だ。

 還元率が低く感じるかもしれないが、クレジットカード「セブンカード・プラス」があればnanacoポイントをお得に貯めることができる。方法は二つある。一つはクレジットカードで直接決済する方法で、200円につき2ポイント貯まる。もう一つはnanacoにチャージしてからnanacoで決済する方法。この場合、チャージ200円ごとに1ポイント(0.5%還元)、nanacoでの支払い200円ごとに1ポイント(0.5%還元)となり、合計で「1%還元」になる。これにアプリ提示による0.5%還元相当のマイル付与を足すと「1.5%還元」を手にすることが可能だ。

 これが限界……と思いきや、実はセブン-イレブンには「最大7%還元」をゲットする方法が存在する。「三井住友カード ナンバーレス(NL)」でスマホタッチ決済をすれば、還元率がアップする仕組みだ。

 注意しなければならないのは、iDで決済すると7%還元にはならない点。三井住友カードで還元されるVポイントは、500ポイントを400nanacoポイントに交換できる。還元率は5.6%になってしまうが、セブンカード・プラスを利用した場合よりも還元率は高いため、nanacoポイントを貯めたい人は覚えておくべきだろう。

 ちなみに、セブン-イレブンでは12月15日までの期間限定で、Vポイント還元率が「11%」になるキャンペーンが行われている(付与上限は550ポイント)。よりお得に貯めたいなら要チェックだ。

三井住友カードの7%還元はローソンでも
Pontaポイントのお得な使い方とは?

 三井住友カードを利用した7%還元は、ローソンも対象だ。Vポイントはローソンで使えるPontaポイント(1ポイントが1円相当)に交換でき、還元率はnanacoポイントと同じ5.6%だ。ただ、ローソンにはそれ以外にもユニークなポイント獲得方法がある。

 Pontaポイントは、PontaカードまたはPontaアプリを提示すると200円ごとに最大2ポイントが付与される(還元率1%)。貯められるポイント数は時間帯によって異なり、0時~15時59分までは200円ごとに1ポイント、16時~23時59分は2ポイントとなっている。

 また、ローソンでは「dポイント」も貯めることができる(Pontaポイントと同時に貯めることはできない)。dポイントカードを提示すれば、200円当たり1~2円分のポイントが付与されるため、基本還元率は0.5~1%だ。Pontaと同様に時間帯で獲得ポイント数が異なる。

 dポイントカードと連動させた「d払い」で支払えば、ポイントカード提示分と決済分のポイントで最大1.5%分が貯まる。さらに、d払いの支払い方法にdカードを登録しておけば、特典として200円につき1ポイントが得られるため、ポイントの「三重取り」をすることも可能だ。

 最もお得に貯めたい人には、クレジットカード「ローソンPontaプラス」を利用する方法がある。基本の還元率は1%だが、ローソンでの買い物に使うと還元率は最大6%になる。毎月10日と20日の0時~15時59分までは200円ごとに6ポイント、16時~23時59分は12ポイントを獲得できる。高還元率のポイントを手にするには、ローソンアプリでのエントリーが必要なため、忘れずにしておきたいところだ。

 ローソンで貯めたポイントは、店頭で対象商品と引き換えることができるクーポン「お試し引換券」に交換するとお得に使える。対象商品は地域や時期によって異なるが、商品と交換すれば1ポイントの価値が高くなる点は魅力的だろう。