捨てられない自分を「受容」する片づけ(3)
「密度高くまとめてラベリング」する
分け終わったら、「今使うモノ」を先に、「今じゃないモノ」はその後でしまっていきます。(1)の「床・棚を空ける」を実現するには「今じゃない」モノをできるだけコンパクトにまとめる必要があります。片づけ最終段階の大事な作業です。
プラスチックのケースや箱は使わず、隙間ができにくい収納用品を選んでできるだけみっちりと詰めてください。
・衣類:圧縮袋や不織布ケース
・文具や調理道具、雑貨:ジッパー付き保存袋
・書類:封筒や紙袋
・食器:プラスチックケース&布(緩衝材代わり)
ケースに「今じゃない・衣類」などとラベリングしたら、各収納のデッドスペースにしまって片づけ終了。
せっかく分けたのに「もう1回見て、捨てられそうなら捨てようかな…」などと気持ちがブレブレになる人がなぜかたくさんいます。ポリ袋やカゴにフワッと入れてその辺に放置してしまうと、結局そこからまた散らかり出してあっという間に元のもくあみです。どうか今の自分の判断に自信を持ってください。時が満ちれば、使うか手放すかの判断もおのずと変わってきますから、それまでは「封印」しておきましょう。
今回は捨てられない感情の取り扱いについて解説しました。片づけの進め方については『家じゅうの「めんどくさい」をなくす』という本で詳しく書きましたので、こちらもよかったらのぞいてみてくださいね。
(家族の片づけコンサルタント sea)