なぜ70年以上前の発明にここまで国家が介入するのか。半導体業界のいびつな業界構造、発展の歴史、入り組んだ国家間の思惑について、100人超の科学者、技術者、CEO、政府官僚へのインタビューに基づいてまとめた衝撃のノンフィクション『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』。特集『狂騒!半導体』(全18回)の#17では、同書の著者クリス・ミラー氏に、直近の競争関係や、次のアプリケーションと目される電気自動車(EV)における変化とその影響、次代をけん引するキーマンなどについて聞いた。貴重な肉声インタビュー【後編】をお届けする。
0:00~1:24 日米台韓でアライアンスを組んでいるが、いつ日本が振り落とされてもおかしくないのでは?
1:25~2:34 独走するTSMCをサムソンが追いかけインテルは脱落しかけている。米IBMがラピダスに最先端技術を供与するのはなぜか。
2:35~3:50 半導体のアプリケーションは移り変わってきた。次のアプリケーションとしてEVの潜在力は?
3:51~5:15 スマホの製造受託で成功した台湾ホンハイがEVにも参入。水平分業はEV業界でも進むか?
5:16~6:03 著書『半導体戦争』には過去の半導体業界の立役者について触れられている。現時点で注目されるキーパーソンは?
6:04~6:57 100人以上にインタビューした中で一番印象に残っているのは?
1987年米国イリノイ州生まれ、ハーバード大学にて歴史学学士号、イェール大学にて歴史学博士号取得。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院国際歴史学准教授。フィラデルフィアのシンクタンク、FPRI(外交政策研究所)のユーラシア地域所長、ニューヨークおよび英ロンドンを拠点とするマクロ経済および地政学のコンサルティング会社、グリーンマントルのディレクターでもある。著書『半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防』執筆に際し、100人超の科学者、技術者、CEO、政府官僚へのインタビューを行なっている