言語化をせずにビジネスをしようとしている
これまでぼくらは言語化をせずにビジネスをしていました。
言語化のトレーニングをせずに営業をし、言葉をあまり意識せずに商品を説明しようとしていないでしょうか?
この状態で営業をしても「どう表現していいかわからないけど、とにかくいい商品なんです」のような紹介しかできません。
仮に商品が売れなかったとしても、それはぼくらの商品の質が低いからではありません。頑張っているのに認めてもらえないのは、努力が足りないからではありません。言語化できていないからです。
ぼくらはこれまでたくさん勉強し知識を仕入れてきました。社員研修で新しいスキルを身につけてきた方も多いでしょう。ですが、その身につけたものを5%しか言語化できていないとしたら?
言語化能力を身につけることができれば、あなたが持っているものの残り95%を相手に伝えることができます。今のあなたのままで、今の会社組織のままで、今の商品のままで、あなたの人生は「確実に」豊かになります。
言語化できている人を見て、自分も言語化できるようになりたい、周囲の人たちもちゃんと言葉にして表現してほしいと感じることはありませんか?
お互いにしっかり言語化して会話できるようになったら、どれだけトラブルが減り、どれだけ仕事がスムーズになるでしょうか。
言語化能力は、センスではありません。考え方とフォーマットを身につけさえすれば、誰でも自分の頭の中を言語化させることができます。
本書を通じて、自分の中の感覚を言語化できる喜びを一人でも多くの方に感じてもらえたら、本当にうれしいです。
木暮太一