「こんなドリル、これまでなかった!」――ゆっくりやれば答えられる問題を、最短1秒でパッ! パッ! と答えていく「1分間瞬読ドリル」シリーズ。ついに第三弾! 右脳でイメージしたものを左脳で言語化、これを瞬時にやるのが「瞬読」の特徴。正しい答えを導くのがゴールではなく、答えが1つとは限らないのも特筆すべき点。パッと見てすぐ答えることで、「記憶力」「集中力」「発想力」が磨かれます!
従来のシリーズの「1分」から「10秒」に短縮したことで、離脱することなく、達成感を持続。イラストもふんだんに盛り込んで楽しさ10倍増。間違っても楽しい!笑いが止まらない魔法のドリル『10秒間こども瞬読ドリル』――大人になってから必要なスキルが一気に身につきます!(取材・文/狩野南 構成/ダイヤモンド社・武井康一郎)
優柔不断にならず、パッと答えられるようになるには?
迷いに迷って、「なかなか決められない」という人をよく見かけます。
私の友人は、ランチに一緒に入ったお店で、チキンカレーのA定食にするか、シーフードパスタのB定食にするかを決められず、10分くらい悩んでいたことがありました。私からしたら、悩んでいる時間がとてももったいないと思います。本当は本人も早く決めたいのでしょうが、こういうタイプの人は、普段から熟考を重ねているため、すぐに答えを出すことができないのです。
パッと答えを出すためには、日頃からトレーニングをするのが最も効果的です。短い時間で答えを出すことを意識していきましょう。
チキンカレーを選んでも、シーフードパスタを選んでも、どちらも間違いではありません。チキンカレーを選んで「失敗した」と思うかもしれませんが、大きな問題ではないはずです。なにごとも、間違えたならばリカバリーし、その経験や気づきを次に活かせばよいだけです。まずは、すぐに答えを出す「小さな決断」を積み重ねていくこと。それが土台になければ、「大きな決断」を迫られたときに、答えられなくなってしまいます。
今の時代は、あらゆることに対して「スピード」が求められています。時間をかけて完璧にやるより、7割でも早くできるほうが仕事のうえでも重宝されると言われています。すばやく決断し、スピーディーにものごとを進める習慣を日頃から身につけていきましょう。
『10秒間こども瞬読ドリル』は、こども向けにつくられていますが、もちろん大人にも有効です。1問につき、答える時間は1秒です。「1秒で答えられるの?」と思うかもしれませんが、どんな答えでもいいから、1秒という短い時間で出すことが重要なのです。
短い時間で答えを出す瞬間に脳が最大限に活性化し、ひらめきやアイデアが引き出されるからです。
熟考するタイプの人は、もしかしたら「正解を出さなくては……」と思って、時間をかけて考えているのかもしれません。ですが、このドリルの場合、正解を出す必要はありません。間違ってもいいから答えを出せばよく、言ってみれば、どんな答えも「正解」なのです。
短い時間で答えを出すトレーニングは、こどもの脳の「瞬発力」を高めてくれます。授業で先生が「この答えがわかる人は?」と問いかけたときに、真っ先に「はい!」と手を挙げられるようになるでしょう。もちろん答えを間違うこともあるかもしれません。それでも、すぐに答えが出るということは、頭の中でひらめきが生まれている証拠です。『10秒間こども瞬読ドリル』をつかって、どんどん「発想力」を培ってください。
(本記事は、『10秒間こども瞬読ドリル』著者へのインタビュー記事です)