中位校が主役となる「24日以降」
23日は、Cランクの芝浦工業大学柏[1回]が主役となる。2024年に303人が受験、1.88倍(23年2.74倍)と大きく緩和している。25年は英語を加えて5科入試も実施するが、志望者数を見ると、9月の2割弱増から10月は2割半増と人気を増している。25年は2倍乗せとなりそうだ。
24日になると中位校が主役となる。Eランクの昭和学院[アドバンストチャレンジ]は、志望者数が9月の4割半増から10月に2割増まで落ち着いてきたとはいうものの、24年に156人が受けて11.14倍(23年4.63倍)と極めて狭き門となった。合格者数が14人に絞られたからである。25年にどのようになるかは合格者数次第ということで予想は難しい。
Fランクは2校ある。24年に185人が受けて1.33倍(23年1.59倍)だった和洋国府台女子[一般2回]は、1割強増から2倍半増に志望者数が増加しており、25年は1倍台半ばを目指しそうだ。111人が受けて2.18倍(23年1.97倍)だった東海大学付属浦安[B]は、9月・10月共に4割半減と振るわない。このまま推移すると、25年は1倍台半ばまで緩和する可能性も出てきた。
25日になると、志望者数合計が100人を超える入試はなく、25年の受験者数が100人以上のものは麗澤[2回]しかない。Dランクの[AE]は108人が受けて2.35倍(23年3.74倍)、Eランクの[EE]は134人が受けて4.19倍(23年4.46倍)だった。[AE]は1割強増から1割増に、[EE]は1割強減から微増に転じている。
26日は、Cランクの専修大学松戸[2回]が人気で、24年に250人が受けて5.21倍(23年5.89倍)だった。志望者数微減から微増に転じており、25年も5倍台の高倍率は継続しそうだ。Dランクの千葉日本大学第一[2期]は128人が受験、3.05倍(23年2.44倍)だったが、2割弱増から3割弱増へと人気が上がっており、25年は3倍台半ばを目指すことになりそうだ。
27日は、Cランクの芝浦工業大学柏[2回]が129人(男子は328人)受験で4.96倍(23年4.3倍)と狭き門だ。9月の5割増から10月は9割増へと志望者数を増やしており、25年には5倍はもとより6倍、7倍乗せもあり得る。24年に26人だった合格者数を学校側がどのように考えるかによるかもしれない。
28日午後には麗澤[3回]がある。Dランクの[AE]は69人で4.6倍(23年6.62倍)、Eランクの[EE]は108人で5.68倍(23年6.37倍)だった。志望者数を見る限り、[AE]は1割半増、[EE]は微増で推移している。
次回の「最終予想」では、「2月1日入試男子受験生編」をお届けする。
これまで四模試から動向を見てきた首都圏の学校と入試については、以下のリンクをご参照いただきたい。
■四模試から2025年度の動向を見る「首都圏の学校」記事のまとめ
首都圏男子校/首都圏女子校1(難関・上位・中堅校)/首都圏女子校2(神奈川・千葉)/首都圏女子校3(中堅・中位校)/埼玉共学校/千葉・茨城共学校/神奈川共学校/東京共学校1(23区東部・北部)/東京共学校2(23区西部・南部)/東京共学校3(多摩地区)