ダイヤモンド編集部厳選 必読!今週のニュース3本Photo:Patricia Marroquin/gettyimages, PIXTA

三菱商事は2月6日、国内3海域で進めている洋上風力発電事業で2024年4~12月期に522億円の減損損失を計上したと正式発表しました。同社は政府公募の洋上風力コンペ第1弾で3海域のプロジェクトを総取りしましたが、円安や資材高、工程遅延などが逆風になっていました。今後、さらなる損失が発生する「特損地獄」に陥る可能性もあるほか、中西勝也社長の経営責任論が浮上する可能性も。特損地獄に陥りかねない理由に加え、三菱商事の経営への影響を明かします。『必読!今週のニュース3本』では、本記事に加え、『日立の年収「得をした世代」は?』と『英ファンドがテレビ業界の統治不全を指摘』の3本を紹介します。(ダイヤモンド編集部)

三菱商事が洋上風力で522億円の巨額減損!「特損地獄」必至で中西社長の“経営責任論”に発展も

三菱商事の巨額減損で中西社長の“経営責任論”も・日立の年収「得をした世代」は?・英ファンドがテレビ業界の統治不全を指摘

 三菱商事は2月6日、国内3海域で進めている洋上風力発電事業で2024年4~12月期に522億円の減損損失を計上したと正式発表した。同社は政府公募の洋上風力コンペ第1弾で3海域のプロジェクトを総取りしたが、円安や資材高、工程遅延などが大きな逆風となっていた。今後、さらなる損失が発生する「特損地獄」に陥る可能性もある。”お荷物事業”を主導してきた中西勝也社長の経営責任論が浮上する可能性もある。連載『クローズアップ商社』の本稿では、特損地獄に陥りかねない理由に加え、三菱商事の経営への影響を明かす。 >>記事を読む

日立の年収「得をした世代」は?55歳は不遇、勝ち組は35歳か45歳か【5世代20年間の推移を独自試算】

氷河期、バブル…どの世代が損をした?5世代を比較! 主要100社の「20年間年収推移」 #3

 国境をまたぐM&Aを積極的に行った結果、グループ社員の6割が外国籍となっている日立製作所。そんな同社の中で年齢別に年収を比べた場合、団塊・バブル期・就職氷河期・ゆとり世代のうち、どの世代が得をしたか?特集『氷河期、バブル…どの世代が損をした?5世代を比較!主要100社の「20年間年収推移」』(全32回)の#3では、過去20年間を10年刻みにして、5世代それぞれの平均年収と主要100社内のランクの推移を独自に試算した。その結果、日立の現役世代は55歳の社員が劣位だった。それでは勝ち組は35歳か。それとも45歳か。OBは損をしたのか。 >>記事を読む

「フジテレビvsアクティビスト」攻防の行方は?TBSに株主提案した英ファンド責任者がテレビ業界の統治不全を指摘

フジテレビ崩壊 沈むメディア帝国#4

 元タレント、中居正広氏の女性トラブルの騒動を巡り、フジ・メディア・ホールディングスとアクティビストの攻防にも注目が集まる。その行方を探る上で参考になるのが、同じテレビ業界のTBSホールディングス(HD)にかつて株主提案をした、英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)がたどった顛末だ。特集『フジテレビ崩壊 沈むメディア帝国』の#4では、AVIの坂井一成日本調査責任者に、投資開始から3年後の2020年にTBS株を全株売却した理由や、TBSHDが現在も抱えるガバナンスの問題点を聞いた。 >>記事を読む

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