「このままの人生でいいのだろうか?」、「何を目標にすればいいのかわからない」、「将来の方向性が定まらず、不安を感じる」――そんな悩みを抱えていませんか?将来に対する迷いがあると、日々の行動に自信が持てず、目の前の選択も曖昧になってしまいます。しかし、成功している人たちは、朝のたった1分を使って未来のビジョンを明確にし、自分の人生を意識的にデザインしているのです。
話題の書籍『奇跡が起きる 毎朝1分日記』の著者・三宅裕之氏は、「毎朝1分、自分の理想の未来を具体的に書き出すことで、目標が明確になり、日々の行動が変わる」と言います。本記事では、1分で未来の方向性を定める方法について、本文の一部を抜粋・加筆・再編集してお届けします。

「未来が見えない人」こそ試してほしい!1分で人生の方向性が定まる方法Photo: Adobe Stock

なぜ「未来が見えない」のか?

 未来が見えないと感じる人の多くは、「何を目指せばいいのかが分からない」「自分が本当にやりたいことが見つからない」と悩んでいます。しかし、その根本的な原因は、「自分の理想の未来を具体的に考える時間を取っていない」ことにあります。

 漠然と「幸せになりたい」「成功したい」と思っていても、具体的なイメージがなければ、目標を立てることもできません。そこで重要なのが、「毎朝1分、未来の自分を言葉にする」ことなのです。

1分で未来を明確にする方法

①「7年後の自分」を書き出す

 未来の方向性を定めるには、「具体的な未来像を描くこと」が不可欠です。そのために、おすすめなのが「7年後の自分の姿」を毎朝1分で書き出すこと。なぜ7年後かというと、遠すぎず、現実的な成長をイメージしやすいからです。

 書く内容はシンプルで構いません。例えば、
□ どこで、どんな仕事をしているか?
□ どんな人と付き合い、どんな生活をしているか?
□ どのようなスキルを身につけているか?

 これを繰り返すことで、「自分が目指す未来」が少しずつ明確になっていきます。

「9つのカテゴリー」に分けて考える

『奇跡が起きる毎朝1分日記』では、人生をバランスよく考えるために、「9つのカテゴリー」に分けて未来を描く方法を紹介しています。

1. 趣味・余暇・遊び(どんな楽しみを日常に取り入れたいか?)
2. 健康・美容(どんな健康や理想の姿を手に入れたいか?)
3. お金と物欲(どんな経済状況で何を手に入れたいか?)
4. 学び(どんな知識やスキルを磨きたいか?)
5. 仕事と社会貢献(どんなキャリアや貢献を実現したいか?)
6. 居住環境(どんな場所で、どんな家に住みたいか?)
7. パートナー・家族(どんな家族関係を築きたいか?)
8. 人格と人間関係(どんな人になり、どんな繋がりを作りたいか?)
9. 感情(どんな気持ちで毎日を送りたいか?)

 未来の自分を考える際、この9つのカテゴリーに分けてイメージすると、より具体的でバランスの取れた目標を立てることができます。

③「未来の目標」を言葉にする

 成功者は、「なりたい自分を言葉にする」ことで、目標に向かうモチベーションを高めています。例えば、

「私は7年後、年収〇〇円を達成し、好きな仕事で自由に生きている」
「私は健康的な生活を送り、毎日ワクワクしながら仕事をしている」

 このように書くことで、脳が「自分はそうなるべきだ」と認識し、日々の行動が目標達成に向けて変化していきます。

朝1分の習慣がもたらす効果

1.人生の方向性が明確になる:目標が定まり、行動のブレがなくなる。
2.迷いが減り、決断力が向上する:自分の進むべき道がはっきりするため、迷いなく行動できる。
3.行動が変わり、チャンスを引き寄せる:未来を意識することで、チャンスに気づきやすくなる。
4.自信が生まれる:目標を持つことで、「自分はこの道で正しい」という確信が持てるようになる。

 未来が見えないと悩んでいる人こそ、朝の1分を使って「未来の自分」と向き合うべきなのです。

今日からできる!1分で未来の方向性を定める実践方法

 これまで「自分の未来を具体的に考えたことがない」という人も、今日から簡単に取り入れられる方法を紹介します。

1.ノートを1冊用意する:毎朝1分、自分の未来について書く専用のノートを作る。
2.7年後の自分を具体的に書く:「どこで何をしているか?」をリアルにイメージする。
3.9つのカテゴリーごとに目標を書く:「仕事・健康・人間関係」など、各分野でどんな未来を目指すかを整理する。
4.未来の目標を言葉にする:「私は〇〇になる」と断言する形で書く。

 たった1分の習慣が、あなたの未来を確実に変えます。まずは明日の朝から、ノートに「7年後の自分」と「9つのカテゴリーの目標」を書き出してみてください。人生の方向性が、驚くほどクリアになるはずです!