血糖値の上昇を緩やかにする方法

 私は納豆やモロヘイヤ、ブロッコリー、オクラ、ほうれん草などのお浸しを冷蔵庫に常備しています。冷凍野菜のブロッコリーやオクラ、ほうれん草も買い置きしておくと、すぐに使えて便利です。

 きのこ類は、冷凍することで旨味が増します。冷凍保存で常備しておくと、スープや味噌汁などに入れて、おいしくいただけます。

【冷めた状態で食べる】

 ご飯やパンなどの主食に含まれるデンプン(炭水化物)は、冷めると粘り気を失い固くなります。この状態のデンプンは、難消化性の「レジスタントスターチ」が増加するため分解されにくく、糖質の消化吸収が緩やかになります。

 つまり、冷めた状態で食べた方が、血糖値の上昇を抑えることができるのです。炊き立てのご飯はおいしいですが、たまに冷やご飯を取り入れるのもよいでしょう。

 外食やコンビニでは、おにぎり、冷やしうどん、ざるそば、冷製パスタなど、冷めてもおいしいメニューを意識して選びましょう。

【低糖質食品を取り入れる】

 最近では、低糖質の食品をコンビニやスーパーなどで見かけるようになりました。

 食物繊維を多く含み糖質が少ないふすま粉やおからパウダーを使用した低糖質パン、こんにゃく粉や豆腐から作られた低糖質麺、こんにゃく粉や難消化デンプンを使用した低糖質のパックご飯などを活用するのも手です。

 炭水化物(糖質)は、選び方や食べ方次第で「悪者」ではなくなります。食習慣を見直して、主食を賢く選んでいきましょう。