トップはSKYSEA Client View
2位にkintone
トップとなったのが、Skyが提供するSKYSEA Client Viewだ。俳優の藤原竜也氏が出演するCMを見たことがあるという人も多いだろう。
同製品は、PCやIT機器・ソフトウエア資産を一元管理し、情報漏えい対策やIT資産の活用などを行うツールだ。近年、ランサムウエアなどによる企業の情報漏えい問題などが急増しており、セキュリティー対策は待ったなしの企業課題となっている。Skyも22年以降売上高は右肩上がりで拡大しており、ユーザー側のニーズの高まりに加え、その中でも高いシェアと抜群の知名度を誇っていることから、今回トップにランクインしたと考えられる。
「パソコンだけではなく、プリンタやネットワーク機器、ソフトウエアまで管理できるようになり、管理の幅が広がった。また、USBへの書き出し制限やアップデートパッチの強制適用など、セキュリティー上必要な対策ができた。ユーザーや経営層には利便性が伝わりにくいが、IT管理上では、必須の製品だと思う」(中堅建設業)
「これまで離れている拠点でのソフトインストールは、直接出向いて行っていたが、導入後は一括配信できるので作業時間が圧倒的に改善された」(大手小売・卸売業)
「各端末デスクトップが、全て見えるユーザーインターフェースはやはり秀逸。ヘルプデスクの対応工数を50%削減できた」(中堅製造業)
など、セキュリティー対策だけでなく、効率化の面でも高い評価をする口コミが寄せられた。
2位は、こちらもCMなどでおなじみのサイボウズが提供するkintoneがランクインした。
同製品は、プログラミングの知識がなくても、ノーコードで業務のシステム化や効率化を実現するためのアプリを作成できるクラウドサービスだ。例えば、これまでExcelで管理していたプロジェクトの進捗管理などをkintoneで作成したアプリに置き換えることで、管理性の向上などにつなげることができる。
「学習コンテンツも充実しているので、開発スキルが上がれば簡単なアプリ以外でも活用可能。営業の活動記録をExcelなどではなくkintoneで入力・集計したことで、入力工数や集計工数が半分以下になった。また、入力ルールが統一され、異なる部署間での集計も容易に行えるようになった」(中堅情報通信業)
「いままではExcelや紙ファイルで管理していたが、使用者がスマホから申請し、管理者がブラウザ上で管理できるようになり、ペーパーレス化や管理効率化が進んだ」(官公庁)
などといった口コミが寄せられた。