伊勢志摩(三重県)
意外と外国人は少ない!
続いて紹介するのは三重県の伊勢志摩だ。伊勢神宮を筆頭に夫婦岩、賢島と古くからの観光地が数多く存在する。いかにも外国人観光客が多そうなイメージがあるが、実は三重県の外国人観光客訪問率は0.7%と、岐阜県や静岡県の5分の1程度しかない。
意外ではあるものの、伊勢志摩は東京~富士山~京都~大阪、名古屋~高山~北陸の、外国人観光客の王道ルートから外れることが理由のひとつだ。

もはや説明不要だが、伊勢志摩は江戸時代のお伊勢参りから始まり、古くから多くの観光客を受け入れてきた。ゆえに宿泊施設や観光スポットは非常に充実している。伝統的な大型旅館から個人経営の民宿、「アマネム」などラグジュアリーホテルまで選択肢が豊富。小さい子ども連れに対応したホテルも多い。
実はかなり本格的なアトラクションもある志摩スペイン村や日本最大級の水族館・鳥羽水族館など家族で楽しめるスポット、伊勢神宮前のおかげ横丁をはじめとするグルメスポットも多いのが魅力だ。
夏場は残念ながらイセエビは禁漁期だが、和牛の代名詞・松坂牛、生食可能な的矢かき、アワビなど高級食材の宝庫。お手軽グルメでは手こね寿司、伊勢うどん、赤福などがある。全国各地のクラフトビールの中でも歴史が長い「伊勢角屋ビール」もおすすめだ。
伊勢志摩は海水浴でも有名で、まさに夏がベストシーズン。定番すぎるかもしれないが、外国人観光客を避けられるメジャーな観光地という意味では一番と言えるだろう。

