奄美大島(鹿児島県)
沖縄とは違った魅力!
最後に紹介するのは鹿児島県の奄美大島だ。鹿児島市から450km南、沖縄から約200km北に浮かぶ奄美大島は、高さ10m以上にもなる巨大なシダ・ヒカゲヘゴをはじめとする植物が生い茂る島で、2021年には世界自然遺産にも指定されている。ウミガメや熱帯魚が数多く生息し、「アマミブルー」と称される美しい海も必見だ。

奄美大島ではアマミノクロウサギ、ルリカケスなどの固有種を見に行くナイトツアーや、広大なマングローブ林で体験できるカヌー、サンゴに囲まれた海でのダイビングやシュノーケリングなどのアクティビティが人気。近年は外来種を駆除した成果から、固有種を見かけるチャンスが戻ってきているという。
また、最高級の着物として知られる大島紬、黒砂糖と米麹が原料の黒糖焼酎、鶏肉を使っただし茶漬けである鶏飯など、奄美ならではの文化や郷土料理も魅力だ。同じ亜熱帯のリゾート地ながら、沖縄とはまた違った楽しみ方がある島といえるだろう。
海外からの直行便がないためか外国人観光客は少ない。南国リゾートに行きたいけど、海外は不安だし、沖縄は外国人も多くて混んでいる、と思う人には非常にオススメだ。羽田や伊丹、福岡、鹿児島から、JAL、ANA系LCCのピーチ、スカイマークが就航している。
特にピーチはセールで買えれば、かなり安く行ける。また、今ならJALパックが「奄美群島しまめぐり割」キャンペーンを行っていて、旅行代金が通常より1万~2万円ほど安くなり、現地で使える5000円分のクーポンも付く。
なお、奄美大島は意外と広く、日本の島で沖縄本島もしくは佐渡島に次ぐ大きさである。島の北に位置する奄美空港から、中心街の名瀬は約30km(車で1時間)、大島海峡や加計呂麻島などに向かう南部の拠点・古仁屋は約70km(車で2時間)と離れているので、移動スケジュールには十分注意しよう。