問4.
すっきりしたアピールポイントの強調方法の仕方はありますか?

 納得するモノを自分で選ぶことです。うまくいかなければ、少し時間をあけて考えます。誰かに聞いてみようとかありますが、そのパターンは振り回されて、いい結果を生まないことのほうが多いです。また、資料、データなどから選んでいくと、先細りになっていきます。アンケートはお客さんの不満しかありませんから。そこにはサプライズがありません。どこが一番驚いてくれるかを私は大事にしています。

問5.
当てに行かないような企画が視聴者に支持されたケースの共通点みたいなものはありますか?

 やはり、当てる前提でいかないとですね。少し意味が異なりますが、たとえばどうしても不安が拭えない場合に置き換えましょう。座右の銘があっても自信がもてないときは、すべての確率は50%で考えます。明日、雨の降る確率は30%かもしれません。ただし、雨が降るか降らないかで考えると50%です。選択をつねに50%の状況だと捉え直していくと自信を持てることもあります。

問6.
企画をコンスタントに出し続けるために大切なことはなんでしょうか?

 勝ち負けで考えないことです。前回と少し似ているので、言い方を変えますと、生き残ることを考えることです。勝つことより大事なことがあり、次に生き残れば、チャンスがまた来ます。「機動戦士ガンダム」の次回予告の最後に、「君は生き残ることができるか」というセリフがあります。40過ぎてから、このセリフの大事さがわかりました(笑)。