秋分(しゅうぶん)
新暦で9月23日~10月7日頃

「秋分」の頃は、太陽は真東から昇り真西に没し、日の出から日没までの昼と、日没から日の出までの夜の長さがほぼ同じになります。鰯雲や鱗雲などが高く浮かぶ秋空になります。

秋の養生法:便通をよくする発酵食品をしっかり摂る

 実りの秋で、スポーツにもよい季節です。豊作を祝い、様々な行事が行われます。夏の成果が表れます。スポーツ、芸術、学問、仕事、あらゆる成果を発表する時期です。秋における発表は皆に伝えるというより、自分のエゴを押し出すようにしましょう。気迫を持ち勇敢に挑んでください。胸をはって堂々と自身の成果を示すことが未来につながるのです。

 秋は更年期うつに注意しましょう。秋への移り変わりはホルモンの分泌も変化させ、心と体のバランスが崩れます。その場合、胸や脇腹を広げる体操をやってみましょう。嫌な事があったら、左・右・左と地団太を踏むように足ふみして追い払ったり、首の後ろをポンポンとたたいて払います。ゆっくり深呼吸してからポンと右手で胸をたたいて、「大丈夫」と胸のチャクラを安心させましょう。

 ゴボウは万人によい食材です。のぼせや炎症、高血圧や便秘の人に向いています。にきびの改善にも効き目があります。また、腫物を治し、解毒するので、肉や脂物の過食の現代人に適しています。さらに、イライラを抑え精神を安定させます。

寒露(かんろ)
新暦で10月8日~10月22日頃

「寒露」の時期は、秋の夜長に虫の音が大きく響き、山も高地から色づき始めます。北から雁が渡ってきたり、菊の花が咲き始め、コオロギやキリギリスが鳴きだします。

秋の養生法:便通をよくする発酵食品をしっかり摂る

 この時期はあなたの魅力をアピールするチャンスなのです。自ら動くのでなく、周囲があなたのために動いてくれることが成功につながります。

 秋はまさにスポーツの季節。気持ちのよい秋空、豊穣の祝いのように、夏の努力の成果を存分に発揮してください。スポーツをする習慣がない人は、散歩でも充分効果があります。

 この時期は歯を大事にしましょう。歯は食の入り口ですべての健康の原点です。また美味しく食べられなければ、人生の楽しみは半減してしまいます。歯を支える歯茎を無理なダイエットや糖質の摂りすぎでボロボロにしないようにしましょう。

 栗は体力をつけ元気にしてくれます。耳鳴りや腰痛など虚弱体質を治し、生命力低下を改善します。胃腸を強化し、滋養強壮に優れています。止血作用もあり、鼻血や血便、動脈硬化にも効果があります。