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2018/9/22号
週刊ダイヤモンドがメルカリの取引価格データを独占入手。総取引件数2.8億件を超すメルカリで形成される相場は、消費者のリアルなニーズを反映した現代の価値の指標だ。iPhoneを例に、ここでしか見ることのできない新しい価格の世界を探る。

近年、業績不振にあえいできた回転ずしチェーン大手のかっぱ寿司。2014年にコロワイドが買収した後も、「安かろう悪かろう」の負のイメージが払拭できず、浮上のきっかけを失っていた。だが、ここ最近、商品や経営体制の見直しが進み、窮地を脱する兆しが見えつつある。かっぱ寿司は本当に復活できるのか。6月の社長就任後、メディア初登場となるカッパ・クリエイト小澤俊治社長に聞いた。

2018/9/15号
あなたの職場にもいないだろうか。「安売りしてでも売り上げを増やせ! でも利益は減らすな!」と言う上司。あるいは、ひたすら「トイレの電気は消せ!」と言って、固定費削減に血眼になり、前年と同じ利益だけは死守しようとする経営者。

スルガ銀行の不正融資は1兆円規模になるのか――。今年2月、スマートデイズ(旧スマートライフ、以下SD)が運営する、投資用シェアハウス「かぼちゃの馬車」への融資をめぐり問題が発覚した。

2018/9/1号
トヨタ自動車が中国との歴史的な“和解”に向けて動き始めている。振り返れば、トヨタと中国との関係は、肝心なところでいつもギクシャクしたが、その最大の原因を進出時のエピソードに求める中国関係者は多い。「トヨタは井戸を掘れなかったからだ──」。

2018/8/25号
30年にわたった平成年間。後にバブルと呼ばれた好景気の中で迎えたこの時代は、その崩壊後は約20年という長い経済停滞を経験。おかげで世界を覆うデジタル革命という新しいステージで、先頭を走るチャンスを逸した。平成最後の夏、30年にわたる日本経済の動きを振り返る。

第10回
テレビドラマ「ブラックペアン」(TBSテレビ)で登場した国産の手術支援ロボットは、リアルの世界で開発が進んでいる。臨床検査機器大手シスメックスがロボット技術を持つ川崎重工業と手を組んで2019年度の発売を目指している。なぜ検査機器メーカーがここで先陣を切るのか――。

「働く人が“財務をまったく分からない”というのは、プロサッカー選手がサッカーのルールを知らないのと同じ」ミクシィの社長として同社を再生し、『ファイナンス思考』などの著作もある朝倉祐介氏は断言する。

第9回
写真フイルム市場の崩壊に直面し、総合ヘルスケア企業へ転じた富士フイルム。買収に買収を重ねた異業種参入組の代表格だが、ヘルスケアビジネスのカギを握るのは伝統の写真フイルム技術だった。

第8回
嗅覚のある医療産業の世界メガたちが、再生医療については投資の優先順位を低く位置付けている。そんなかで日系大手テルモが勝負を仕掛けている。

2018/8/4号
トランプ米大統領vs習近平中国国家主席、サッカーW杯ロシア大会、米グーグル……ジャンルも事の大小も全く異なるこれらを分析するツールとして、スパッと横串を刺せる“最強”の理論があるのをご存じだろうか。その名こそは「ゲーム理論」という武器に他ならない。

第7回
総合電機各社はかねて、一様にヘルスケアを第三の柱に掲げた。その後、買収で拡大を仕掛けるところもあれば、実質撤退の売却もあった。現在のトーンは各社各様となった中、日立製作所は三菱電機の粒子線治療装置事業を買収、同事業で世界トップの背中を捉えようとしている。

第6回
今春放映されたテレビドラマ「ブラックペアン」(TBSテレビ)では、手術支援ロボットがストーリーの鍵を握ったが、現実世界でもその開発競争は繰り広げられている。治療機器の世界メガである米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はITの巨人である米グーグルと手を組み、参入を目論む。

第5回
米ゼネラル・エレクトリック(GE)は6月末、事業再編の一環で主力のヘルスケア事業を分離する計画を明らかにした。独立する医療機器世界メガはすでに新たな挑戦に乗り出している。『週刊ダイヤモンド』7月21日号の第1特集「製薬 電機 IT/医療産業エリート大争奪戦」の拡大版として、産業のキーマンたちのインタビューを特別連載でお届けする。第5回は米GEヘルスケアの日本法人、GEヘルスケア・ジャパンの多田荘一郎社長兼CEO(最高経営責任者)に聞く。

人手不足や市場の飽和が叫ばれるコンビニ業界で急浮上しているのが、社会保険への未加入問題だ。国は従業員や店のオーナー自身が社会保険に未加入の加盟店を調べ、加入促進に力を入れている。だが保険料は、経営が順調な加盟店にとっても大きな負担だ。『週刊ダイヤモンド』7月28日号の第2特集「コンビニクライシス 社会保険が追い詰める加盟店経営」の特別版として、社保未加入問題をレポートする。

第4回
独シーメンスの稼ぎ頭だったヘルスケア部門は2018年3月に独立経営の事業会社として上場した。コングロマリットの鎖から解き放たれ身軽になった医療機器の世界メガは、ヘルステックをめぐるM&A、提携で攻勢をかけていく。日本法人のシーメンスヘルスケア森秀顕社長兼CEO(最高経営責任者)に話を聞いた。

2018/7/28号
銀行に存亡の危機が迫り、ピラミッド型組織のあらゆる層で変革が起き始めている。その変革は、新しい時代が求める「新型金融エリート」と、時代に取り残される「旧型金融エリート」を同時に生み出すという、残酷なコントラストを描いている。

第3回
127年の歴史を持つオランダのフィリップスは総合電機メーカーから医療機器メーカーとなり、さらにはヘルステック企業になると宣言した。医療機器世界メガは「モノ売り」のビジネスモデルを大転換する。『週刊ダイヤモンド』7月21日号の第1特集「製薬 電機 IT/ 医療産業エリート大争奪戦」の拡大版として、産業のキーマンたちのインタビューを特別連載でお届けする。第3回は医療機器三大メガの一角であるフィリップスの日本法人、フィリップス・ジャパンの堤浩幸社長に聞く。

第三者からの精子・卵子提供による非配偶者間の体外受精、代理出産を日本で最初に手がけ、一時期日本産科婦人科学会を除名されていた産婦人科医の根津八紘氏。長野県、諏訪湖のほとりにある小さな町から、日本の生殖医療に一石を投じてきた産婦人科医は、日本の不妊治療に何を思うのか。

ある不妊治療クリニックの一室で、顕微鏡を覗く白衣の女性。モニターには、注射針で精子を卵子に注入する様子が映し出された。彼女の職業は「胚培養士(はいばいようし)」。不妊治療のニーズ拡大に伴い、生まれた新たな医療職だ。そんな胚培養士が、今「稼げる職業」として注目を集めている。
