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第50回
「座禅でスッキリ」はセロトニンのはたらき
リラックスやストレス解消に座禅をする人がビジネスパーソンにも増えている。心のリラックスを導き、心身の元気を生み出すその生理メカニズムは科学的にも明らかになっている。カギを握るのはセロトニンと呼ばれる神経伝達物質だ。
第59回
外科的治療の低侵襲(キズが小さく身体の負担が少ないこと)化は世の流れ。がん治療も例外ではない。肝がんに対する「ラジオ波焼灼療法(RFA)」はその代表だ。
第32回
先日、宮城県のある大学で、産学協同の震災支援センター立ち上げの開所式に私は参加した。式典が終わると同時にサイレンが大学構内で鳴り響く。
第12回
健康保険には、患者が支払う自己負担額に上限を設けて、医療費が高額になっても極端に個人の負担が増えないように配慮した高額療養費という制度がある。今回は高額療養費の裏ワザとして、知っておきたい「世帯合算」について紹介する。
第57回
今年1月、国内でわずか30人ほどしか確認されていない稀少難病、クリオピリン関連周期熱症候群(CAPS)の治療薬「カナキヌマブ」の承認申請が提出された。年内のスピード承認が望まれる。
第56回
脳梗塞で血管内に詰まった「血の塊(血栓)」を物理的に回収する血管内治療用の機器が、昨年10月から保険診療で使えるようになった。この「血栓回収デバイス(商品名メルシー・リトリーバー)」は「発症8時間以内」までの患者が対象だ。
第6回
血液のがんの一つに成人T細胞白血病という病気がある。年間の発症数は約700例と多くはないが、治療が難しく、多くの患者が亡くなる病気だ。実はこの病気の原因はウイルスによる感染で、最も多い感染経路が母乳であることがわかってきた。
第46回
便秘は、肩こりや頭痛、肌荒れや冷え、代謝の低下による肥満などにつながるもの。最近では大腸ガンのリスクを高める一因であることも分かってきた。医者がすすめる便秘解消に効く呼吸法を紹介。
第55回
この数年、熾烈な開発競争が繰り広げられている抗体医薬。免疫反応を起こすタンパク質(抗体)を人為的に作製したもので、これを投与すると、病原体やがん細胞の表面にある標的(抗原)にくっつき“実弾”になる免疫細胞を呼び寄せて標的細胞を殺傷する仕組みだ。
第31回
私の博士論文をご指導いただいたO先生が大阪の病院へ戻ってこられたので、先日、第二外科、酵素化学研究室の同窓会が開かれた。
第54回
外科手術で手術創(キズ)が回復するまでの期間ほどつらいものはないが、2004年、米国から「お腹の壁をいっさい切らない」という究極の低侵襲手術法「NOTES」が報告された。コレがなんと「口や膣、肛門など人間が自然に持っている孔を経由して、内視鏡をお腹の中に挿入する」方法なのだ。
第5回
日本人の3人に1人は経験がある“痔”。症状が進むと、出血や激しい痛みを伴い、手術が必要になる。しかし、“いぼ痔”の段階であればかなり症状が進行していても、手術をすることなく、日帰りできる注射療法で痔を小さくする新たな治療法が普及し始めている。
第52回
昨年1月の欧州、10月の米国に続き今年3月、ようやく日本でも「トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)」が「HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発胃がん」の治療薬として承認された。トラスツズマブはもともと乳がんの治療薬として開発された分子標的薬だ。
第42回
4000年以上前に中国で誕生したと見られる気功は、その長い歴史のなかで健康維持や武術に使われ発展してきた。その未知の能力は近年、科学的にも証明されつつあり、気功を実際に病気の治療に活用する医師は増えている。
第30回
東京・五反田にある会社ビルの一室で、来期の事業計画策定のため、熱い議論を交わしていた。思いのたけを伝えた瞬間、めまいを覚えたかのような今までにない大きなふらつきを感じた。しかし、そのふらつきは、体全体に広がり、会議に参加していた私を含めた3名ともが「地震だ」と叫んだ。
第50回
もともと戦地で負傷した兵士を遠隔操作で治療する技術として開発されたロボット手術だが、医療用機器として認可された後もそれへの期待は高かった。 2001年には、実際に光ファイバーの海底ケーブルを通し米国‐フランス間で大陸間横断の胆嚢手術が行われている。
第10回
前回は、失業したときの健康保険の手続きについて紹介した。しかし、失業期間が長引くなどで保険料が払えなくなることもある。そんな困った状況に陥ったときに、救ってくれるのが「無料低額診療事業」だ。
第49回
国内で初めて手術ロボット「ダ・ヴィンチ」による心臓手術を行った渡邊剛・金沢大学医学部心肺総合外科教授(東京医科大学心臓外科教授を兼務)はある日、入院患者専用ラウンジの光景に目を見張った。
第9回
大震災以降、失業や休業に追い込まれる人が増えている。会社員が失業すると、同時に失うのが社会保険だ。もしも、突然、失業したら、あなたの健康保険はどうなるのだろうか。
第46回
消化器内科で萎縮性胃炎と診断されたTさん、47歳。ヘリコバクター・ピロリ菌の感染もわかったので自費で除菌療法を受けることにした。じつは胃がん家系なのだ──。