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第98回
10年先の薬事承認へ向けて免疫細胞療法の真打ちが登場NKT細胞を用いた免疫療法(Chiba-NKT)
昨年末、千葉大学附属病院から申請されていたNKT細胞を用いた免疫療法(Chiba-NKT)が進行再発非小細胞肺がんを適応として先進医療の承認を受けた。
第29回
現行の社会保険制度では、会社員や公務員の夫の収入で生活している妻は、本人の年収が130万円未満までは保険料の負担なしで健康保険や国民年金に加入できることになっている。では、なぜ被扶養者の認定基準は130万円未満なのだろうか。
第95回
米国心臓協会が公式声明歯周病と心疾患は関連なし
歯周病は心血管系疾患を引き起こす──1998年の米国歯周病協会による「Floss or Die(デンタルフロスか死か)」キャンペーン以来の“常識”に、米国心臓協会(AHA)が真っ向から異を唱えた。
第28回
友人に勧められて、昨年9月に出版された「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)を遅ればせながら読んでみた。「今の若い女の子の考えは、これほどまでに社会に抑圧されているのか」と少々ビックリしてしまった。
第94回
一度でも心臓発作を起こすと、誰もが日常生活に不安を覚えるだろう。自然に心拍数を上げる運動や労作を避けるようになる。いわんやセックスをや。性生活の欠如は心血管疾患がもたらす深刻な「後遺症」で、適応障害やうつ病の引き金になることも珍しくはない。
第27回
消費税増税法案が注目を集めているが、「社会保障・税の一体改革」では、医療の財源についてもいくつかの見直し案が出されており、中には国民の健康格差を拡大する恐れのあるものも含まれる。そのひとつが70~74歳の前期高齢者の窓口負担の引き上げだ。
第90回
風が吹けば桶屋が……ではないが、欧州心臓学会の機関誌に発表された研究結果によれば「自家用車とテレビの両方を所有していると、非所有者よりも心疾患を起こすリスクが27%上昇する」そうだ。
第26回
〈健保組合、保険料率上げ 高齢者医療負担重く〉4月11日、日経の朝刊1面にこんな見出しが飾った。大企業の従業員が加入する健康保険では、高齢者医療への支援金を支払うために健康保険料を引き上げる組合が増えており、その負担によって企業収益や家計が圧迫されるというのが記事の内容だ。
第25回
薬の処方にかかる技術料は、受診した場所により2つの報酬体系がある。ジェネリック医薬品を使って薬代を抑えても、実際の医療費が先発医薬品を使っている人とほとんど差が出ないというケースもあるのだ。詳しく検証してみよう。
第87回
2月4日、冠動脈バイパス手術を受け、東大病院に入院されていた天皇陛下が退院された。術後2週間、人工心肺装置を使わない「オフポンプ手術」の標準的な入院期間で、経過は順調のようだ。後はじっくりリハビリに取り組んでいただければと思う。
第24回
長期療養や大きな病気をして医療費が高額になった場合の窓口負担を抑えられるものがある。それが「限度額適用認定証」だ。2007年4月に導入され入院費に限って適用されてきたが、この4月からは通院治療でも使用が認められることになった。
第23回
病気やケガで入院したときに備えて医療保険に入っている人は多い。中でもここ数年「終身型」の医療保険の人気が高い。しかし来年度の医療費の改定内容を見ると、こうした医療保険に入っていても、給付金を受け取る機会はどんどん減っていくのではないかと感じている。
第82回
どうやら健康な食事は健康な精子をつくるらしい。米国、スペインの共同研究報告によると、18~22歳の健康な男性188人の食生活を調査した結果、魚、野菜、全粒穀物中心の食事を心がけている男性は、赤身肉、精製穀物中心の食生活の男性より、精子の運動能力が勝ることがわかった。
第22回
病気やケガをした原因によっては健康保険が使えないこともある。仕事が原因による病気や通勤途中に負ったケガなどの治療をする場合で、健康保険ではなく労災保険(労働者災害補償制度)から補償を受けることになっている。その申請のポイントを見てみよう。
第81回
前立腺がんの早期診断に役立つとして前立腺特異抗原(PSA)検査が日本に普及し始めたのは21世紀の声を聞いてからだ。しかし昨年10月、米国政府の予防医学作業部会はすべての年齢の男性に対し「PSA検査は勧められない」との“暫定”勧告を発表した。
第80回
がん性腹水は抜いたら死期を早めるだけ──がん専門医の99%はそう考える。これががん医療の常識だった。しかし東京都・要町病院腹水治療センター長の松崎圭祐氏は従来の「腹水ろ過濃縮再静脈注法」を改良、2008年からがん性腹水の治療を開始。その結果は劇的だった。
第78回
全体の生存率が年々改善されている胃がん。しかし、この「治りやすい」胃がんも、進行・再発がんのステージに入ると一転して「治りにくい」がんに変貌する。特にがんの塊が胃壁を突き破り、お腹の中にがん細胞を播(ま)き散らす「腹膜播種」のタイプは、厄介のひと言につきる。
第21回
健康保険には、病院や診療所で自己負担したお金が一定額を超えると払い戻しを受けられる「高額療養費」があるが、これとは別に医療費がたくさんかかった人には税金面でも優遇がある。それが確定申告の「医療費控除」で、間もなく受け付けが開始される。
第76回
ペットの抜け毛やホコリが原因のアレルギー性鼻炎に年中悩まされている方も多いだろう。今はさまざまな抗アレルギー薬があるが、薬は使いたくないという方にユニークな治療法を紹介しよう。なんと、二酸化炭素でアレルギー症状を改善しようというのだ。
第20回
20XX年4月。進行性の胃がんが見つかったAさんは、治療方針について話す担当医の言葉に愕然とした。「進行しているので、早急に切除したほうがいいでしょう。医学的には抗がん剤による化学治療も勧めたいのですが、健康保険が高価な抗がん剤の使用を認めてくれるかどうか……」