sp-smartbusiness(27) サブカテゴリ
第57回
自らの成長にはベストを尽くせる環境を知ること
われわれは気質や個性を軽んじがちである。だがドラッカーは、気質や個性は訓練によって容易に変えられるものでないだけに、重視し、明確に理解することが必要だという。
第56回
イノベーションを生むのは人であり金ではない
イノベーションに優れた企業のマネジメントは、アイデアを持ってくる者に対し、そのアイデアを製品、プロセス、事業、技術に育てるうえで必要な作業について考えさせる。
第55回
自らの強みが大きな成果を生む分野への集中
ほとんどの会社が成長を望む。その際にまず行なうべきは、何を捨てるのか決めることである。どこで成長したいかを決めることではない。
第54回
知識労働者の生産性を上げる4つの秘訣
ドラッカーは、知識労働者の生産性と、知識労働者の自己実現を向上させるための方法について、4つの秘訣を教えている。
第53回
ポストの空席を自動的に埋めてはならない
あるポストが定年退職、死亡、辞職によって空席になっても、自動的に埋めてはならない。検討すらしてはならない。6ヵ月から8ヵ月、空席にして静観すべきである。
第52回
成長できないなら事業の改善を継続すればいい
倍に成長したいのなら、資金、人、資源の生産性を倍に向上させればいい。生産性の向上は常に目標としうる。しかも常に実現可能である。
第51回
不安定な為替が企業の国籍を無意味にする
今日、為替リスク対策としては、円建てによる製品輸出や原材料輸入以上の対策が必要となっている。その一つが、資金調達の国際化である。
第50回
管理すべきなのは経済プロセス全体のコスト
最終消費者にとって意味があるのは、経済プロセス全体のコストである。原材料の納入者、部品メーカーなどはそのプロセスにおける連鎖の一つにすぎない。
第49回
なぜ一律のコスト削減では業績が改善しないか
ドラッカーは、コスト管理上の問題は、そもそも活動と予算が、業績への貢献ではなく、作業量に応じて割り当てられているところから生ずるという。
第48回
あまりに多くの選択肢が若者を悩ませる
今日、先進国社会は自由意志によって職業を選べる社会へと急速に移行しつつある。今日の問題は、選択肢の少なさではなく、逆にその多さにある。
第47回
先進国にとって唯一の競争力要因はテクノロジスト
ドラッカーは、若者のなかでも最も有能な者、知的な資質に最も恵まれた者、最も聡明な者にこそ、テクノロジストとしての能力を持ってほしいという。
第46回
関係が変化した相互に依存する組織と知識労働者
あらゆる組織が人が宝と言う。ところがそれを行動で示している組織はほとんどない。組織は彼らに仕え、満足させなければならない。
第45回
知識社会が求める従来とは異なる教育ある者
教養が危機に瀕している。ノーベル賞作家ヘルマン・ヘッセは、人文主義者の求める世界の行く末を予告したが、ドラッカーは、ヘッセの危惧が現実になりつつあるという。
第44回
われわれは次の世紀への境界を越えた
膨大な日々のニュース、朝刊夕刊に対するわれわれの姿勢は、すでにドラッカーのいう、「実際の姿よりも誇大なメディアイベント」なのである。
第43回
知識社会とはマネジメントを必要とする組織社会
社会は知識社会になるとともに、組織社会になった。 生計の資だけでなく、自己実現する能力、つまり成果を上げる能力を組織に依存するようになったからである。
第42回
人口構造の変化を受け入れないで機会を逃す人びと
人口構造こそ、初めに分析し検討すべき要因である。国内外の政治経済で、先進国における少子高齢化と途上国における人口増大ほど決定的な要因はない。
第41回
コントロールできない市場と流通チャネル
ドラッカーは流通チャネルの重要性を訴える。特有の事情があるともいう。流通チャネル自身が、流通の経路であると同時に顧客であるからだ。
第40回
重要な変化はノンカスタマの世界で起こる
ドラッカーは、顧客になっていない人たちを「ノンカスタマ(非顧客)」と呼ぶ。じつは彼らこそ、来るべき変化を知らせてくれる貴重な情報源である。
第39回
新しい価値創造も既存事業の改善もかかる手間は同じ
ドラッカーは、一流の科学者と並の科学者を分けるものは才能ではないという。知識や努力でもないという。
第38回
予測と投機でなく現在あるものをマネジメントする
「自らの組織の生存を確実にする」とは、急激な変化に適応し、機会をとらえることだ。バブルが潰えたとき、生き残ったのは日々の本業に専念していた者だった。