 
    瀧口範子
第184回
      
      
      アメリカは、電子書籍全盛時代に突入しようとしている。一部の出版社では、電子書籍の売上が全体の20~28%を占めるにいたった。しかし、紙のいらないそんな電子書籍時代に注目を集めている印刷技術がある。「プリント・オンデマンド」と呼ばれるものだ。
      
    
第183回
      
      
      4本のアームを持つロボットが、アームを動かし患者にメスを入れる――。ロボットが患者を手術をする時代がいよいよ到来している。このロボット「ダ・ヴィンチ」は、手術ロボットが非現実的な遠大な夢ではないと感じさせてくれる1つの例だろう。
      
    
第182回
      
      
      フェイスブックが先週、IPO申請を行った。2004年のグーグルによるIPOは、市場から熱狂的に迎え入れられたが、フェイスブックもそうなれるか。同社は50~100億ドルを調達する計画とされるが、このIPOはそれを問うことになる。
      
    
第181回
      
      
      ここ数年、テクノロジー業界関係者の間でフツフツと関心が高まっているのが、「3Dプリンター」である。実は、3Dプリンターは「マイクロ製造」の時代にはなくてはならないもので、製造と家庭の両方に影響を与えると考えられている。
      
    
第180回
      
      
      アップルが教科書市場へ本格進出するというニュースが今、世間の評判を二分している。教科書の価格はざっと3分の1ほどになり、その重さから生徒たちは解放され、よいことづくめに見えるが、実際は多くの課題が待ち受けているからだ。
      
    
第179回
      
      
      今年のCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)ではテレビが大きな注目を集め、ようやく家電が元気を取り戻す時代がやってきたと期待させる。面白いことに、これら家電と同様にIT分野に足を踏み入れているのが、自動車だ。
      
    
第178回
      
      
      「スマートテレビ」と呼ばれるテレビの進化型が、次のヒット家電製品として本格的に飛び立ちそうな気配である。これまでヒットした製品はひとつとして出なかったが、ここへ来て、いきなりの盛り上がりを見せているのだ。
      
    
第177回
      
      
      「冷暖房界のiPod」と呼ばれている新機器がある。「ネスト」という名前のサーモスタット(温度調節装置)だ。たかがサーモスタットに、なぜそんな人気が、と思われるだろう。そこで、ネストの人気の秘密を4つに分けて説明しよう。
      
    
第176回
      
      
      年末に1年のストレスをちょっとした笑いで癒したい。そんな時に、アメリカ人が訪れるのがユーザーがおかしな写真やビデオを投稿する「I can Has Cheezburger」というサイトだ。
      
    
第233回
      
      
      金正日総書記の死を受けてから1週間が経過したが、北朝鮮情勢の不透明感が一層高まっている。これからの体制や核実験、そして国の崩壊の可能性などが懸念されているが、朝鮮半島から遠く離れたアメリカでは、今後の北朝鮮情勢をどう見ているのか。
      
    
第175回
      
      
      最近おもしろい製品やインターネットサービスを見るたびに耳にするのが、「キックスターター」という名前である。これは、一般の人々から資金を募って製品作りをしたり、作品作りをしたりするためのサイトだ。
      
    
第174回
      
      
      クリスマスと年末の休暇に旅したい。そうした人々からけっこう利用されているのが、長期宿泊用のバケーションレンタルというしくみである。なかでも最近人気を呼んでいるのが、誰かの住まいと自分の住まいを交換するという方式だ。
      
    
第173回
      
      
      デジタル・コンテンツのサブスクリプション(定額契約制)・モデルがジワジワと広がりそうな気配を見せている。そうした中、びっくりするような計画しているとされるのが、アマゾンだ。電子書籍読み放題サービスを検討中だという。
      
    
第172回
      
      
      家具やじゅうたん、小物などインテリア商品をオンラインで販売する「ワン・キングズレーン」というサイトが、住宅産業不振の状況下でもどんどん業績を伸ばし、創業直後の2010年に売上を500%拡大させ注目を集めている。
      
    
第171回
      
      
      グーグルは相変わらず新興企業を買収し続けている。グーグルの買収はたいていが、それで新しくサービスを始めるか、既存のサービスのどこかに統合される。つまりは、買収はグーグルの今後を占うひとつの指針にもなるわけだ。
      
    
第170回
      
      
      世の中は不景気だというのに、他人事のように多額の金が動いている分野がある。アートの世界だ。この分野に目をつけた新興企業がいくつもできているのだが、その中でも注目を集めているのが「Art.sy(アーツィー)」というサイトである。
      
    
第169回
      
      
      「ビッグデータ」とは、デジタル技術の発達により、あらゆるデータが大量に生み出されていることを指す表現だ。SASインスティテュートは、そのビッグデータを企業業績のために利用する「アナリティクス」の分野で長い歴史を持つ。
      
    
第168回
      
      
      日本にリンクトインが上陸した。「また新しいSNSか」とうんざり気味の人もいるかもしれないが、リンクトインはSNSの中でも多少毛色が違う。しかもリンクトインの歴史はフェイスブックよりも数年長く、ユーザー数は1億2000万人に上る。
      
    
第167回
      
      
      日本でアマゾンと言えば、オンライン・ショップの印象が強いが、アメリカではインターネット時代のウォルマートとでも言える、不気味で巨大な小売りのイメージがある。それは、先頃発表されたアマゾン製タブレット「キンドル・ファイア」のせいだ。
      
    
第166回
      
      
      格差是正を訴える反ウォール街のデモが、全米はおろか、世界にも広がりを見せ始めている。当初は自然発生的だったが、今や整然と組織化され、行動規範まで備えるに至った。国際ハッカー集団も支援に回り、もはや従来のデモとは同一視できない。
      
    