相沢光一
第406回
Jリーグが英国に本拠を置くデジタルコンテンツ会社と放送権契約を結んだことを発表したが、驚かされたのは、その料金である。10年で2100億円、単年にすれば210億円。これまでスカパー!などと契約を交わしていた放送権料は年間約50億円といわれるから4倍以上だ。

第405回
日本ではプロのスポーツチームといえば長い間、NPBの12球団だけで、しかも首都圏と近畿圏に球団が集中し、地域性は弱かった。1993年のJリーグ誕生でその流れが変わるのだが、いまでもプロチームの「空白県」がある。

第404回
112年ぶりに復活するリオ五輪のゴルフ競技に出場辞退者が続出している。先週は日本が期待する松山英樹が辞退を表明したが、その前から各国の有力選手が相次いで辞退を申し出ていた。

第403回
世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス2016」が始まった。注目度ではサッカーW杯やオリンピックに次ぎ、F1と同格ともいわれるビッグイベントである。そこで日本人選手が上位に食い込めないのはなぜか。

第402回
舛添要一東京都知事の辞任を機に、政治家が使う公金に厳しい目が向けられるようになった。先週は、昨年10月のラグビーW杯イングランド大会を視察した東京都議団にかかった費用が報道され、その「大名旅行ぶり」に批判が集まった。

第401回
日本以上にアメリカのファンや球界関係者がイチローを評価しているのが、42歳というMLB最年長選手にもかかわらず、全盛期のスピードを維持し、ヒットを量産していることだ。その理由とは?

第400回
先週はアメリカの経済誌「フォーブス」が発表した2016年スポーツ選手長者番付が話題を集めた。錦織圭が世界の29位にランクされたからである。また、英スポーツ誌の「世界で最も市場価値のあるアスリート・ベスト50」2016年版で錦織は6位にランクされている。

第399回
トミー・ジョン手術を受けたダルビッシュの復帰戦は、5回でヒット3、自責点1、7奪三振で勝利投手に。2度目の先発登板ではストレートが自己最速タイの159キロを記録し、手術前と変わらない威力のボールを投げられることを示した。

第398回
日本代表に楽しみな選手が初選出された。磐田の小林祐希(24)である。プレーで「危険な選手」である上に、小林の個性を際立たせるものが、もうひとつある。超強気の発言だ。

第397回
全仏オープンが開幕した。注目は、もちろん日本人初のグランドスラム制覇に挑む錦織圭だが、彼には世界のトップ選手たち以外に、もうひとつの見えない敵がある。欧米の白人選手と対戦する時、アジア人の錦織には勝ってほしくないという会場の空気があるのだ。

第396回
日産自動車と三菱自動車が資本業務提携することが発表された。これによってJリーグで難問が生まれた。J1リーグでともに戦う強豪クラブ、浦和レッズと横浜Fマリノスの扱いを巡る問題である。

第395回
「下手くそ」、「不器用」、「センスがまるでない」…。プロ入り時にこんな酷評を受けていたふたりの男が、たて続けに偉業を成し遂げた。ひとりはレスターの岡崎、もうひとりは広島カープのである。

第394回
熊本地震にスポーツ界にも支援の動きが広がっている。プロ野球やJリーグでは多くの会場で試合前に募金活動が行われ、球団やクラブでも寄付をする動きがある。個人的に寄付を行なったアスリートもかなりの数に及ぶ。

第393回
先週、プロボクシングファンにとって心躍るニュースが飛び込んできた。アメリカのボクシング専門誌『The Ring』が選定する“全階級を通じて最強の選手”のベスト10に、2人の日本人選手がランクインしたのだ。

第392回
4月5日、2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が大会前後の神宮球場使用中止を要請していることが明らかになった。神宮球場の正式名称が「明治神宮野球場」ということでも分かるように所有者は宗教法人明治神宮。組織委はこの明治神宮に使用中止の要請をした。

第391回
今季のセ・リーグは開幕前から、若い監督たちの采配が見どころのひとつといわれていた。セの全監督が40代になったからだ。とはいえNPBの歴史を振り返ると、40代で監督を務めるのは、決して早いわけではない。

第390回
コアなサッカーファンなら、自分が応援するクラブの成績とは別に、J2・ジェフユナイテッド千葉が、どんな戦いを見せるか、気になっているはずだ。千葉は昨オフ、前代未聞のチーム大改造を行ったからだ。

第389回
今週末(3月25日)にプロ野球が開幕するが、今季は試合展開と見どころが大きく変わりそうだ。ホームベース上のクロスプレーにおいて、ランナーとキャッチャーの衝突を避けるための「コリジョンルール」が適用される規則改定が行われたからだ。

第388回
プロ野球の開幕が近づきファンの期待感も高まりつつあった8日、それに水を差す事実が発覚した。巨人・高木京介投手の野球賭博関与である。また14日には巨人の選手が一軍公式戦の勝敗をめぐって現金のやりとりをしていたことが報道されている。

第387回
中央競馬(JRA)で16年ぶりに誕生した女性騎手・藤田菜七子(18)が注目を集めている。はたして女性騎手は競馬界で男性に互して成功できるのか?
