相沢光一
第426回
大半のプロスポーツは基本的に「試合に勝ってナンボ」の、賞金を奪い合う戦いを行なっている。選手は賞金王になることが大きな勲章になるのだ。年末はその決着がつく時期で、プロ同士の意地がぶつかり合う熱い戦いが見られる。

第425回
東京五輪・パラリンピック会場の見直し問題は結局、当初の案がそのまま通る見通しで、多くのメディアの論調は小池知事の敗北、この騒動はなんだったのか、というものになっている。だが、そう決めつけていいのだろうか。

第424回
野球は投手が好投するかどうかが勝利の鍵を握る。実現し得ないことではあるが各都道府県の高校OBの選手でチームを作り、全国大会をしたとしたら、大谷・菊池がいる岩手県はかなり強いのではないだろうか。

第423回
スペインのFCバルセロナが日本の楽天とメイン・グローバル・パートナー契約を結んだ。契約金は年間5500万ユーロ(約64億円)で、4年間の大型契約だ。来季からFCバルセロナのユニフォームの胸の部分には「Rakuten」のロゴがプリントされる。

第422回
サッカー日本代表がW杯に出場を左右する大一番・サウジ戦が迫ってきたが、不安を抱えて代表チームを見ているのは日本のファンだけではない。自国代表の思わぬ不振に多くのファンが頭を抱えている国がいくつかあるのだ。

第421回
今季のJリーグは名古屋がJ2に降格した。過去に降格を経験したオリジナル10クラブの歩みを見ると、その経験を無駄にせず飛躍につなげたケースと、それができなかったケースに2つに分かれる。前者は浦和、広島、ガンバ大阪、後者は東京ヴェルディと千葉だ。

第420回
今年の日本シリーズは、プロ野球にも地域密着運営がしっかりと根づいたことを印象づけた。昔のプロ野球では、全国的な人気を誇った巨人が主導する構図があって、地域密着運営という発想がほぼなかったのだ。

第419回
今日25日の日本シリーズ第3戦は、今季限りで引退を表明している黒田博樹が先発登板する。日本シリーズという真剣勝負の場での先発登板が引退試合というのは、結果はどうあれ投手としては、これ以上ない花道といえるだろう。

第418回
20日(木)に行われる今年のプロ野球ドラフト会議は投手が豊作だ。ひいきチームが誰を指名するかという興味とは別に、将来のエース候補の指名権をめぐる各球団の駆け引きも見ものなのだ。

第417回
10月3日、スポーツ庁初代長官の鈴木大地氏(ソウル五輪競泳・100m背泳ぎの金メダリスト、現順天堂大学教授)が行った会見で発表した取り組みのなかに、興味深いものがあった。高校球児のなかから五輪競技の人材を発掘しようというのである。

第416回
日本ダービー馬のマカヒキが日本馬初の凱旋門賞制覇を目指して参戦したが、16頭立ての14着に終わった。日本馬が凱旋門賞で勝てない要因については競馬専門誌をはじめ、多くのメディアが分析するだろうから、ここでは日本の競馬のレベルを考察してみたい。

第415回
来季から英パフォーム社と10年2100億円という放送権契約を結んだJリーグが、さらなる成長を期して、いくつかの改革を行なおうとしていることが明らかになった。一つは1ステージ制への回帰、もう一つが外国人選手登録枠の拡大だ。

第414回
スポーツ界を見渡すと五輪メダリストが得る報酬は少ない。プロスポーツとは構造が違うことはわかる。だが、スポンサーを募るなどの努力をして、すべての五輪アスリートが努力の見返りを得られる仕組みを作れないものだろうか。

第413回
25年ぶりの優勝の熱気の中にいるせいか、カープの選手は誰もが「生まれも育ちも広島」という雰囲気を醸し出している。が、実は優勝に貢献する働きをした選手に、地元生え抜きの選手は少ない。

第412回
メジャー3000本安打達成から1ヵ月。イチローが今後もヒットを重ね、3000本先達者たちの記録を抜くたびに、その選手がどれだけ偉大な選手だったかをチェックするのも、ひとつの楽しみ方ではないだろうか。

第411回
欧州サッカーのトップリーグが相次いで開幕した。9月からのW杯アジア最終予選は、日本代表の主力である欧州組の仕上がりに左右される。また、欧州リーグ初挑戦の選手や移籍した選手は監督の評価を得て起用されているかも気になる。日本選手の動向をチェックしてみた。

第410回
リオ五輪は現在の日本のアスリートのレベルの高さを世界に見せつけた大会だったといえる。五輪でも実力を出し切れる。どのようにして日本選手がこのたくましさを身につけたのだろうか。

第409回
競泳のマイケル・フェルプスと短距離走のウサイン・ボルトといえば、すでに五輪史上に残る伝説的アスリート。だが体操の内村航平も、このふたりと同等の評価をし、リスペクトしている人が世界にたくさんいるらしいのだ。

第408回
リオオリンピックが開幕した。五輪といえば、やはり気になるのが日本選手のメダル獲得だ。今回、日本選手団は「金メダル14個、メダル総数30個以上」を目標に掲げているが、それは実現可能なのだろうか。

第407回
全国高校野球選手権の出場校が出揃ったが、今回の地方大会は時代の移り変わりを感じさせる出来事があった。なかでも大きなニュースとなったのが、PL学園が大阪大会を最後に高校野球から姿を消したことだ。
