岸 博幸

岸 博幸

経済評論家、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授

きし・ひろゆき/1962年、東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。同省在籍時にコロンビア大学経営大学院に留学し、MBA取得。資源エネルギー庁長官官房国際資源課などを経て、2001年、小泉純一郎内閣の経済財政政策担当大臣だった竹中平蔵氏の大臣補佐官を務める。経産省退官後、テレビや講演など多方面で活躍。2023年1月に多発性骨髄腫の告知を受ける。著書に『余命10年 多発性骨髄腫になって、やめたこと・始めたこと。』(幻冬舎)、森永卓郎氏との共著『遺言 絶望の日本を生き抜くために』(宝島社)などがある。

第238回
汚染水漏れ問題、成長戦略はなぜ前進しないか 安倍政権の「失敗の本質」
岸 博幸
今年の夏は猛暑や異常気象ばかりが目立った感がありますが、同時に安倍政権の問題点が2つ明確になったように思えます。それは、危機感の低下と、痛みを伴う政策への消極的な姿勢です。
汚染水漏れ問題、成長戦略はなぜ前進しないか 安倍政権の「失敗の本質」
第237回
製造業の壊滅だけに留まらない?3Dスキャナーの恐るべきインパクト
岸 博幸
世界的に3Dプリンターがブームになって2年くらいが経ちましたが、実際には3Dプリンターだけではものづくりの革新は困難です。そうしたなか、ようやく既存のモノから三次元設計データを複製する廉価な3Dスキャナーがついに登場しました。
製造業の壊滅だけに留まらない?3Dスキャナーの恐るべきインパクト
第236回
デトロイト市の破綻から日本が学ぶべき教訓
岸 博幸
米国の主要都市の1つであるデトロイト市が財政破綻を宣言してから1ヵ月が経ちました。デトロイトと同様に破綻の危機に瀕する自治体が多い日本としては、デトロイトから学ぶべき点が多いのではないでしょうか。
デトロイト市の破綻から日本が学ぶべき教訓
第235回
参院選後から目立ち始めた政府・官僚の緩み
岸 博幸
参院選が自民党の大勝で終わり、安倍政権が長期安定政権となることが確実になりました。そんな中、参院選からまだそんなに時間が経っていないというのに、さっそく政府の官僚の側の緩みが目立ってきたように思えます。
参院選後から目立ち始めた政府・官僚の緩み
第234回
アベノミクスの影で骨抜きに!?本当は参院選で問われるべき改革機運の停滞
岸 博幸
アベノミクスの正否が参院選の論点となりつつある感があります。アベノミクスの大胆な金融緩和というマクロ政策は評価すべきですが、改革を進めているかという観点からは、様々な綻びが目立ちます。今回はその典型例を2つ紹介します。
アベノミクスの影で骨抜きに!?本当は参院選で問われるべき改革機運の停滞
第233回
音楽不況のいま、なぜ過去最高益に?エイベックス決算から得られる教訓
岸 博幸
先週、今週と株主総会まっ盛りでしたが、CDが売れない時代にエイベックス・グループが創業以来の最高益を達成したことがネット上などで話題になりました。では、いま多くの人が学ぶべきエイベックス決算の教訓とは一体なにでしょうか。
音楽不況のいま、なぜ過去最高益に?エイベックス決算から得られる教訓
第232回
海外と比較して分かる“成長戦略”の志の低さ
岸 博幸
14日、安倍政権の“成長戦略”が閣議決定されます。最大の問題点は改革的な政策が少なく、成長の道筋をイメージできない点です。つまり、今回の“成長戦略”は志が低く野心的ではないのです。それを象徴するのが、移民政策でしょう。
海外と比較して分かる“成長戦略”の志の低さ
第231回
「成長戦略は40点」だがアベノミクスは失敗ではない理由
岸 博幸
最近アベノミクスへの批判が増えています。株価が下がり出したら「やっぱりアベノミクスはダメではないか」といった批判が出始め、アベノミクス3本目の矢“成長戦略”の中身への批判も強まり出しています。それでは「アベノミクスは失敗」なのでしょうか。
「成長戦略は40点」だがアベノミクスは失敗ではない理由
第230回
出版デジタル機構の電子書籍取次買収は最悪の愚策繰り返される「JAL再生での失敗」
岸 博幸
政府の肝いりで設立された出版デジタル機構が、電子出版の取次大手ビットウェイを買収しました。それを大きく報道した5月30日の日経の記事を読むと、電子出版の普及に向けた前向きな動きのように見えますが、事実は正反対ではないでしょうか。
出版デジタル機構の電子書籍取次買収は最悪の愚策繰り返される「JAL再生での失敗」
第229回
コンテンツ産業が農業と同じ轍を踏む恐れも“クールジャパン戦略”への危機感
岸 博幸
政府は成長戦略の取りまとめに入り、今週開催された産業競争力会議では、関連する会議などでの検討状況が報告されました。その中で「クールジャパン戦略」についても報告されていますが、その内容はあまりにひど過ぎると言わざるを得ません。
コンテンツ産業が農業と同じ轍を踏む恐れも“クールジャパン戦略”への危機感
第228回
ソニーにエンタメ部門の分離・上場を提案したサード・ポイントとサーベラスの違い
岸 博幸
米国ヘッジファンドのサード・ポイントがソニーにエンターテイメント部門の分離と上場という大胆な提案をしたことが話題となっています。今回のサード・ポイントのアクションには2つの重要なインプリケーションが含まれているように思えます。
ソニーにエンタメ部門の分離・上場を提案したサード・ポイントとサーベラスの違い
第227回
西武は国際興業の二の舞に?サーベラスTOBに関する数々の疑問
岸 博幸
サーベラスの西武HD株へのTOBの期限(5月17日)がいよいよ迫って来ましたが、最近関係者の間に出回っているペーパーを見ると、改めて今回のサーベラスのTOBについて様々な疑問を感じざるを得ません。
西武は国際興業の二の舞に?サーベラスTOBに関する数々の疑問
第226回
IT戦略で日本の遥か先を行くラトビア
岸 博幸
政府はアベノミクスの3本目の矢である成長戦略の策定に向けて精力的な議論を続けていますが、どうも議論がいかにも役人的な方向になっているように感じられます。その典型は、成長戦略の重要な柱となるべきIT戦略ではないでしょうか。
IT戦略で日本の遥か先を行くラトビア
第225回
「都営地下鉄24時間化」は誤報!アベノミクス戦略特区に注目すべき理由
岸 博幸
4月17日に開催された政府の産業競争力会議で、「アベノミクス戦略特区」の創設に向けての検討開始が決定しました。今後、安倍政権の経済運営の試金石となると思われますが、実はその内容については新聞が2つの誤った報道をしています。
「都営地下鉄24時間化」は誤報!アベノミクス戦略特区に注目すべき理由
第224回
「解雇規制緩和」を巡る誤解
岸 博幸
政府の産業競争力会議で“解雇規制の緩和”が議論されて以来、この問題について間違った認識や偏った批判が横行しています。“金銭解雇を容認”という報道や、民主党議員が国“金銭解雇を認めるのはけしからん”と叫んだりしていますが、これには明らかに誤解があります。
「解雇規制緩和」を巡る誤解
第223回
ビッグデータは本当に日本の課題を解決できるか?
岸 博幸
3月28日に官邸でIT戦略本部が開催され、6月の成長戦略に取り込むべく新たなIT戦略を5月に策定することが決まりました。そこで配布された資料を見ると、政府はIT分野での流行に悪乗りしているように見えます。
ビッグデータは本当に日本の課題を解決できるか?
第222回
二羽の“爪を隠したハゲタカ”に騙されるな~サーベラスと消費者庁の実像~
岸 博幸
今の日本には二羽のハゲタカが巣食っています。しかも本音のスケベ心、つまり鋭い爪を一生懸命隠しながら生息しているのですから、一層タチが悪いと言わざるを得ません。その二羽のハゲタカとは、サーベラスと消費者庁です。
二羽の“爪を隠したハゲタカ”に騙されるな~サーベラスと消費者庁の実像~
第221回
WBC敗戦から考える日本経済の本当の問題点
岸 博幸
あるテレビ番組で野球解説者の赤星憲広さんとご一緒する機会があったので、「WBCで日本代表が負けた原因は何か?」を聞いてみました。赤星さんが指摘したポイントの1つは、多くの日本企業の不振の原因と同じだと思わざるを得ませんでした。
WBC敗戦から考える日本経済の本当の問題点
第220回
ライオンズ球団が埼玉から消える日
岸 博幸
上場目前まで再建を進めてきた西武HDと最大株主の米国ファンド・サーベラスとの対立が大きく報じられています。サーベラスがTOBで株を買い増し、重要決議事項を拒否できる1/3以上の持ち株比率を確保し、西武への影響力を高めようというのです。
ライオンズ球団が埼玉から消える日
第219回
サーベラスは西武を再生できるか?
岸 博幸
政府の産業競争力会議では今週、“産業の新陳代謝の促進”というテーマについての議論が行われましたが、このテーマを考えるに当たって格好の材料となるニュースがありました。米国投資ファンドのサーベラスによる西武HDの株買い増しです。
サーベラスは西武を再生できるか?
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