姫田小夏

ジャーナリスト

ジャーナリスト。アジア・ビズ・フォーラム主宰。上海財経大学公共経済管理学院・公共経営修士(MPA)。およそ15年滞在した上海で情報誌創刊、“市井の息遣い”から時代の変遷をウォッチ。「中国取材はデッサンと同じ。あらゆる角度から取材して光と影で実像をつかむ」を持論に30年近く中国に向き合う。近年は中国からの人や資本の流入をフォロー。ダイヤモンド・オンライン「ChinaReport」は10年を超える長寿コラム。

著書に『中国で勝てる中小企業の人材戦略』(テン・ブックス)、『インバウンドの罠』(時事出版)『バングラデシュ成長企業』(共著、カナリアコミュニケーションズ)、『ポストコロナと中国の世界観』(集広舎)ほか。内外情勢調査会、関西経営管理協会登録講師。宅地建物取引士。3匹の猫の里親。

第220回
上海ディズニーランドが開園100日でガラガラの理由
姫田小夏
今年6月に開園した上海ディズニーランドだが、なぜか盛り上がっていない。アジアで3番目となる上海ディズニーは敷地面積約400ヘクタールで米国外では最大、開園前には内外メディアがこぞって報道したものの、なぜか地元市民の関心は薄い。
上海ディズニーランドが開園100日でガラガラの理由
第219回
日系企業のベトナム人社員「技術・日本語・熱意」で架け橋に
姫田小夏
持ち前のハングリーさで習得した「専門技術と日本語」で、アジアからリーダーたちが続々と輩出される時代になった。アジアの国々を長らく「弟分」として見てきた日本だが、日本人のアジア人材との立ち位置は今大きく変わろうとしている。
日系企業のベトナム人社員「技術・日本語・熱意」で架け橋に
第218回
日本語が堪能な外国人材ほど日本企業に失望する理由
姫田小夏
「外国人材の採用」で日本の少子高齢化を乗り切ろうと、政府は高度外国人材の定着を構想しているが、受け入れる側である日本企業の意識は進んでいない。外国人材を業務の補佐としてしか捉えていない企業がまだまだ多いからだ。
日本語が堪能な外国人材ほど日本企業に失望する理由
第217回
アニメ好き中国人エリート留学生が日中の未来を支える?
姫田小夏
北京大学、清華大学の滑り止めが日本のトップ大学——。東大、早慶を目指し、中国の成績優秀者が国境を越えて日本になだれ込んでくる時代になった。日本政府はこうした優秀な留学生を高度外国人材として日本に定着することを期待している。互いに補完し合える理想の関係が築けるのだろうか。
アニメ好き中国人エリート留学生が日中の未来を支える?
第216回
日本への「留学生30万人計画」が招く深刻な“質”の低下
姫田小夏
外国人留学生が増えている。「大学全入時代」を迎える今、多くの大学の入試選抜のハードルは下がる一方だ。供給が需要を上回る市場では、埋まらない定員を補う存在として、「外国人留学生」の取り込みに躍起だ。
日本への「留学生30万人計画」が招く深刻な“質”の低下
第215回
中国人観光客が沖縄のドンキで「東京土産」を買い漁る理由
姫田小夏
インバウンドツーリズムがもたらす経済効果を地方に波及させようという動きがある。地方自治体も購買力のある中国人客の訪問に期待を寄せる。だが一方で、肝心の中国人客は「聞いたこともない都市」に関心を持ってくれるのだろうか。
中国人観光客が沖縄のドンキで「東京土産」を買い漁る理由
第214回
中国のスマホ決済、急拡大に潜む危うさ
姫田小夏
中国でスマートフォンを使った電子決済サービスが急成長している。常に手元のスマホをいじっている中国人にとって、スマホはすでに「日常の財布」に置き換えられたといっても過言ではない。中国人からすると、日本はだいぶ遅れているように映るようだが、本当に「中国版フィンテック」は先進的なのだろうか。
中国のスマホ決済、急拡大に潜む危うさ
第213回
中国製品、脱ニセモノ化も「ブランド確立」の高い壁
姫田小夏
中国の製造業は日進月歩で、一部の技術はすでに日本に追いついていると言えるものもある。企業は「ニセモノづくりから足を洗いたい、だが、自社ブランドでは客が振り向かない」というジレンマを抱え、大きな壁に直面している。
中国製品、脱ニセモノ化も「ブランド確立」の高い壁
第212回
中国爆買い終了で見えた「恩恵に浴したのはごく一部」
姫田小夏
2015年に見られたような、中国人訪日客の爆買い騒ぎが沈静化している。バブルの泡が消えつつある中で見えてきたのは、インバウンドビジネスにおける勝ち負けの差だ。インバウンドビジネスは同じ商圏でも明暗が分かれる。中国人客狙いで店舗を立地させても、必ずしも繁盛店になるとは限らない。
中国爆買い終了で見えた「恩恵に浴したのはごく一部」
第211回
中国の海外投資はバングラ事件で「テロのリスク」に震え上がった
姫田小夏
7月1日にバングラデシュの首都ダッカの飲食店を襲撃したテロは、中国社会をも震撼させた。バングラデシュは、中国がアジアと欧州をつなごうとして推し進める「一帯一路」構想の重要な戦略拠点でもあるからだ。
中国の海外投資はバングラ事件で「テロのリスク」に震え上がった
第210回
「中国の模倣品は正規品より上」アリババ会長の発言は本気か
姫田小夏
アリババグループのジャック・マー会長が「中国製の模倣品は、正規品よりずっといい」と発言した。「正規品より優れ、価格も安く、もはや模倣品とは言えない。すなわちこれは、新たなビジネスモデルによる正規品の瓦解だといえるだろう」というのだが……。
「中国の模倣品は正規品より上」アリババ会長の発言は本気か
第209回
中国製粗悪コピー品が日本の自動車部品市場を蝕む
姫田小夏
中国産のコピー品が流れ込む先はアフリカやASEANが圧倒的で、日本人はコピー品を嫌うため「日本でコピー品市場は成り立たない」という認識もあった。ところが、その日本も例外ではいられなくなっている。
中国製粗悪コピー品が日本の自動車部品市場を蝕む
第208回
中国製のレクサス偽エンブレムが蔓延る通販サイトの闇
姫田小夏
横浜税関で今年5月、あるコンテナの通関が止められた。X線を通過した際、怪しい物影が映ったのか、あるいは税関職員の第六感が働いたか、中国で積まれた貨物から出てきたのは、トヨタ「レクサス」の偽エンブレムだった。
中国製のレクサス偽エンブレムが蔓延る通販サイトの闇
第207回
上海ディズニー開園で「コピー大国・中国」は変われるか?
姫田小夏
6月16日、中国・上海にディズニーパークとしては12番目となる上海ディズニーランドが開園した。ディズニーのコピー品が溢れ返る中国市場でのチャレンジだ。中国における知財保護をめぐる環境は、ここ上海から劇的に変化していくのだろうか。
上海ディズニー開園で「コピー大国・中国」は変われるか?
第206回
中国人は「謝罪なきオバマ広島訪問」をどう受け止めたか?
姫田小夏
オバマ米大統領が27日、被爆地の広島を訪れ、17分にわたる演説で核廃絶を訴えた。オバマ大統領の広島訪問は中国でも多くの国民が注視したが、中国ではこの訪問がどのように伝えられたのだろうか。
中国人は「謝罪なきオバマ広島訪問」をどう受け止めたか?
第205回
マカオのカジノ産業が「脱賭博」で狙う新顧客層
姫田小夏
カジノ産業がGDPの6割を占めるマカオで、「脱賭博」が新たなキーワードになりつつある。マカオ経済の新たな選択となるカジノ産業の新モデルとは何か。統合型リゾート「ギャラクシー・マカオ」を経営するマイケル・メッカ氏に聞いた。
マカオのカジノ産業が「脱賭博」で狙う新顧客層
第204回
日中関係が改善していると思っているのは日本人だけ
姫田小夏
4月30日、中国・北京で岸田文雄外相が李克強首相、王毅外相らと会談した。国際会議を除いて日本の外相が中国を訪問するのは、2011年以来5年ぶりのこと。一歩前進を期待させる一方で、会談が暗示したのは「楽観は禁物」という脆弱な日中関係だ。
日中関係が改善していると思っているのは日本人だけ
第203回
「日本は理想郷」ネオ親日派は中国を変えるか
姫田小夏
訪日旅行が復活し、一種のブームにもなったことで、上海市民を中心に世代交代とマインドの切り替えが進み、虚心坦懐に「今の日本」を受け入れ、日本を「いい」と言えるようになった。これは大きな変化である。
「日本は理想郷」ネオ親日派は中国を変えるか
第202回
「パナマ文書」騒動が水を差す反腐敗運動への中国庶民の期待感
姫田小夏
反腐敗運動を進める習近平政権によって、中国では今、地方でも民から官、官から官への過度な接待が減りつつある。「パナマ文書」騒動による影響は予断を許さないが、官僚の腐敗撲滅の大鉈を振るったという点では、庶民の評価は高い。
「パナマ文書」騒動が水を差す反腐敗運動への中国庶民の期待感
第201回
“安価な中国製”が席巻する日本の太陽光発電の明日
姫田小夏
太陽光発電で「安価な中国製」が日本市場を席巻しつつある。中国企業が注目するのは固定価格買い取り制度だ。「国民の税金が中国メーカーに吸収されてしまう」という懸念も根強い。
“安価な中国製”が席巻する日本の太陽光発電の明日
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